コマンドプロンプトでファイルを探したい
そこで、コマンドプロンプトを用いてファイル検索を行ってみることをおすすめします。コマンドプロンプトなら、ただファイルを検索するだけでなくワイルドカードを使用したり、パスを複数指定して検索する・特定のパターンを利用して検索するなどのファイル検索ができますよ。この記事では、コマンドプロンプトでファイルを探す方法をご紹介していきます。
コマンドプロンプトでファイルを探す方法
指定したファイル名を検索して探す方法
where [ファイル名]
また、「where *.jpg」のようにワイルドカードの後に拡張子を入力して検索することで、該当する拡張子のファイルが表示されますよ。
where *[拡張子]
パスを指定してファイルを検索する方法
whereコマンドではカレントフォルダのみが検索対象となっていますが、「/r」オプションでパスを指定して検索することも可能です。下記の通りにコマンドを入力すれば、Dドライブのworkフォルダにあるpngファイルを検索します。
where /r d:\work *.png
また、「/t」オプションを使用することで、検索結果にファイルサイズと最終変更日付を表示させることができますよ。「/f」コマンドを用いれば、パス全体がダブルクォーテーションで囲まれます。パス名にスペースが付いている場合などにパスが引用符で囲まれて表示されるようになるため、地味ではありますが便利ですよ。
where /t /r d:\work /f *.png
パターンを利用して検索パスの複数指定を行う方法
また、特定の検索パスパターンを指定してファイルを検索することも可能です。検索パスのパターンは「$<変数名>:<検索対象>」・「<パス名>:<検索対象>」を指定することができます。「$<変数名>:<検索対象>」は指定した環境変数に含まれるパスから検索対象のファイルを検索します。「<パス名>:<検索対象>」は、「<パス>;<パス>;<パス>;<パス>:<検索対象>」のように複数のパスを「;(セミコロン)」で区切ることで複数のパスと検索対象のファイルを指定することができます。
where $path:mspaint
where "d:\picture;d:\camera:*.jpg"