ExcelのXOR関数とは?使い方を紹介!

ExcelのXOR関数とは?使い方を紹介!

Microsoft Excelでは、論理関数の1つに「XOR関数」というものがあります。XOR関数を使用することで、2つの条件の結果が異なるかどうか判定することができます。この記事では、ExcelのXOR関数とは・XOR関数の使い方についてご紹介していきます。


目次[非表示]

  1. ExcelのXOR関数とは?
  2. ExcelのXOR関数の使い方

ExcelのXOR関数とは?

Microsoft Excelで使用できる関数の1つに「XOR関数」というものがあります。XOR関数とは2つの条件の結果が異なっているかどうかを判定することのできる関数で、排他的論理和を求めることができます。設定した条件が異なっていれば「TRUE」が返り、条件が同じであれば「FALSE」が返ります。

論理関数には他にも複数の条件をすべて満たしている場合にTRUEの返る「AND関数」・複数の条件のうちどれかを満たしていればTRUEの返る「OR関数」・結果を反転する「NOT関数」といったものがありますが、この記事ではXOR関数についてご紹介していきます。

ExcelのXOR関数の使い方

それでは、ExcelのXOR関数の使い方を説明していきます。XOR関数の数式は「=XOR(論理式1,論理式2…)」となります。2つの論理式の結果が異なる場合にTRUEを返し、同じ場合にFALSEを返します。引数の「論理式」で、セルの範囲・条件を比較演算子を使用して指定します。使用できる比較演算子は、下記のものがあります。

  • =:等しい
  • <>:等しくない
  • <:大きい
  • >:小さい
  • >=:以上
  • <=:以下

C2セルに「=XOR(B2="office")」と入力
XOR関数の使用例をご紹介していきます。画像の例では、C2セルを「=XOR(B2="office")」とすることで、B2セルに入力されている文字列が「office」かどうか確かめています。B2セルには「office」と入力されているため、結果は「TRUE」となります。
C2セルに「=XOR(B2<>"office")」と入力
入力されている文字列が「office」以外かどうかを判定するために、C2セルに「=XOR(B2<>"office")」と入力しています。B2セルの文字列は「office」なので、「FALSE」が返ってきています。
C2セルに「=XOR(B2>=100)」と入力
この例は、B2セルに入力されている数値が100以上かどうか確認しています。C2セルに「=XOR(B2>=100)」と入力していますが、B2セルの数値は「50」のため結果は「FALSE」が返っています。
D3セルに「=XOR(B3,C3)」と入力
こちらの例では、複数条件の判定を行っています。画像の例では、「値1」と「値2」の条件が同じ場合にFALSEが・条件が違う場合にTRUEが返っています。D3セルに「=XOR(B3,C3)」と入力してオートフィルを行うことにより、それぞれの複数条件を判定しています。D3セルの場合は、値1が「1」・値2が「0」なので「TRUE」が返っています。
D3セルに「=XOR(B3>=10,B3=C3)」と入力
こちらは、「値1に入力されている値が10以上」かつ「値2の値以外」を判定しています。D3セルに「=XOR(B3>=10,B3=C3)」と入力して、オートフィルを適用しています。D3セルの場合は、値1が「10」ですが値2が「10」なので同値になり「FALSE」が返っています。

以上が、ExcelのXOR関数の使い方となります。XOR関数を使用することで、排他的論理和を求めることができますよ。またXOR関数は他の関数と併用して条件設定を行うことも可能なので、ぜひ試してみてくださいね。


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