ExcelのFIND関数とは?
Microsoft Excelで使用できる関数の一つに、「FIND関数」というものがあります。FIND関数とは、指定した検索文字列の中から特定の文字を「最初から何文字目に出現するのか」を検索することができる関数です。大文字と小文字の区別を行い、検索することも可能です。
1バイト文字(半角英数字)・2バイト文字(日本語)はどちらも1として扱われます。FIND関数は単体でも使用することができますが、他の関数と組み合わせて使用するシーンの多い関数です。LEFT関数と組み合わせて左から文字を抽出する・数式の中から対象の関数が何番目にあるのかを調べる…といった形で、汎用性が高い関数となっています。この記事では、ExcelのFIND関数の使い方をご紹介していきます。
ExcelのFIND関数の使い方
FIND関数の書式
それでは、ExcelのFIND関数の使い方を説明していきます。FIND関数の書式は「=FIND(検索文字列,対象,[開始位置])」となり、引数を3つ使用しています。
第1引数の「検索文字列」では、どういった文字の検索を行うのか指定を行います。例えばアドレス帳から「市」という文字を調べたい場合には検索文字列の引数に「"市"」と入力して指定します。
第2引数の「対象」は、検索対象の文字列をセル番地か文字列で指定します。「千葉県船橋市」という文字列の中から「市」の文字を検索する場合は「千葉県船橋市」が「対象」になるわけですね。
第3引数の「開始位置」は省略可能な引数です。開始位置を指定して、開始位置以降に初めて出てくる文字列が全体の何文字目なのかを検索することができます。「千葉県船橋市」という文字列で、「3文字目から数えて最初の"橋"が何文字目に登場するのか」を調べたい場合には開始位置を「3」と指定します。
FIND関数の使い方
複数条件を指定して検索する
FIND関数だけでは複数の検索文字の指定はできませんが、「IFERROR関数」を組み合わせることで複数条件を指定して検索することができます。ただし条件を指定するたびに数式が長くなるため、あまりにも多くの検索文字列を指定すると逆に使いにくくなってしまう点には注意しましょう。