Windows10の通信速度を計測・確認する方法をご紹介!動画サイトの回線速度の目安は?

Windows10の通信速度を計測・確認する方法をご紹介!動画サイトの回線速度の目安は?

Webサイトや動画を閲覧しているときに、通信速度が遅いなと感じることはありませんか?通信速度が遅いとWebサイトや動画の読み込みも比例して遅くなるので実際に速度がどうなっているのか確かめなければなりません。今回は通信速度と、それの目安について解説します。


目次[非表示]

  1. Windows10の通信速度
  2. Windows10の通信速度を計測・確認する方法
  3. 通信速度の目安
  4. Wifi(無線LAN)の電波強度にも気をつけよう
  5. まとめ

Windows10の通信速度

通信速度とは、インターネットを利用したときに1秒間にデータのやり取りをした量のことをいいます。

また、通信速度は「bps」という単位で呼ばれており、この値が大きくなるにつれて回線速度が速くなって、Webサイトや動画サイトが快適に閲覧できるようになります。

通信速度はWebサイトや動画サイトの他に、オンライン対戦ゲームや動画サイトの高画質再生(4K)でも使われます。

オンラインゲームや4K動画にはよりスピードの速い通信速度が求められるので、それに必要な通信速度をチェックしておくことで通信速度が異常な状態になったとき、原因に気づきやすくなると思います。

Windows10の通信速度を計測・確認する方法

通信速度はタスクマネージャーや設定、計測サイトから計測・確認ができます。計測サイトには「ダウンロード方式」「HTML5方式」があります。

他にもFlashで計測する方法がありますが、こちらは不安定で計測結果がバラつきやすいのであまりおすすめできません。

ダウンロード方式で計測

ダウンロード方式は「Fast.com」というサイトを利用して計測します。
Fast.comへのリンク
Fast.comの通信速度の計測完了
サイトを開くと自動で計測が開始されます。

計測が終わったら、今現在のダウンロード速度の大まかな数値が表示されます。
レイテンシというサーバーとの遅延の数値とアップロード速度も計測
ダウンロード速度の結果が表示された後に「詳細を表示」をクリックすると、レイテンシというサーバーとの遅延の数値とアップロード速度も計測してくれます。

HTML5方式で計測

HTML5方式は「SPEEDTEST」というサイトを利用して計測します。
SPEEDTESTへのリンク
SPEEDTESTの通信速度の計測
「GO」をクリックすると測定が開始されて大体30秒くらいで測定が終わります。

測定するサーバーを変更することもできるので、住んでいるところから近いサーバーを選択してから測定しましょう。

Youtubeの詳細統計情報を利用して計測

メニューにある「詳細統計情報」という項目を選択
Youtubeの動画を再生中に右クリックをすることで画像のようなメニューが表示されると思います。

このメニューにある「詳細統計情報」という項目を選択してください。
詳細統計情報を選択すると、その動画の統計情報が表示
詳細統計情報を選択すると、その動画の統計情報が表示されます。

この「Connection Speed」というものは1秒間にどれだけの通信量を使っているかを表しています。画像では229001kbpsなので約229Mbps出ていることになります。

Youtubeの詳細統計情報が一番精密に計測できるので、WindowsのPCを使える方は是非こちらで計測を試してみてください。

タスクマネージャーから確認する方法

タスクマネージャーのパフォーマンス
まずはタスクマネージャーを起動しましょう。

起動したらパフォーマンスを選択すると画像のようになります。この画像では有線接続のため「イーサネット」となっていますが、無線接続している場合は「Wi-Fi」で表示されます。

表示すると接続先のIPアドレスや、受送信の速度が確認できます。

設定から確認する方法

「設定」を開いたら「ネットワークとインターネット」を選択
「設定」を開いたら「ネットワークとインターネット」を選択してください。
「ネットワークとインターネット」を開いたら「アダプターのオプションを変更する」を選択
次に「ネットワークとインターネット」を開いたら「アダプターのオプションを変更する」を選択しましょう。
イーサネットかWi-Fiを開くと、速度に「自分の環境で出せる最大の通信速度」が表示
イーサネットかWi-Fiを開くと、速度に「自分の環境で出せる最大の通信速度」が表示されます。

光回線だと大体は1Gbpsになっているかと思います。

通信速度の目安

通信速度の目安はどのサイトでも同じでしょ?と考える方はいるかと思いますが、Webサイトに高解像度の画像を載せたり、動画サイトで動画を高画質(4K)で視聴するとその分必要な通信量が増えてしまいます。

通信速度が足りないとストレスを感じてしまうくらい表示が遅くなるので、大まかに求められる通信速度の目安を解説します。

Youtubeなど動画サイト

Youtubeで動画を見ていて通信速度に悩まされている方は多いのではないでしょうか。動画の通信速度は一定ではなく、「画質」によって変化します。

フルHD(1,080p)で視聴していて、動画が頻繁に止まる場合は画質を下げることで改善できるかもしれません。逆に、通信速度に自信がある人(100Mbps以上)は4K動画でも楽々視聴できるでしょう。

Youtubeで画質ごとの通信速度の目安は以下の通りです。
・4K 20~30Mbps以上
・2K 10Mbps以上
・FullHD 1080p 3~5Mbps以上
・HD 720p 2Mbps以上
・480p 1Mbps以上
・360p 0.5Mbps(500Kbps)以上

選んだ画質以上に速度が出ていれば快適に視聴できると思います。

一般的なWEBサイト

Webサイトは画像の数で変化しますが、大体は「1Mbps」あると快適に閲覧できるでしょう。

画像が大量に表示されるWebサイトは2Mbps以上はないと表示が遅れる可能性があります。

Wifi(無線LAN)の電波強度にも気をつけよう

無線lanは通信速度が遅くなっていると原因を探るのに時間がかかりますよね。

その原因の中で見落としがちなものが、無線lanの親機と子機の距離です。

PCに搭載されている子機と設置している親機が離れているほど電波は弱くなってしまいます。しかし、これは接続方法で解決することができます。

その解決方法は「2.4Ghz」と「5Ghz」をうまく使い分けることです。

2.4Ghzの特徴は障害物(壁)や距離には強いが、他の電波に干渉されやすいところが弱点です。5Ghzはその逆で障害物には弱いが、他の機器に使われている電波とチャンネル帯が違うため干渉しないのが特徴です。そして通信速度も5Ghzの方が速いです。

無線接続は人それぞれの環境によって左右されるので、どちらを選ぶかはソフトを利用して判断しましょう。そこで1つWi-Fiの強度が測定できるソフトを簡単にご紹介したいと思います。

WiFi Analyzer

「WiFi Analyzer」はMicrosoftストアで無料でダウンロードできる、無線接続診断ツールです。

WiFi Analyzerへのリンク
WiFi Analyzerの計測画面
接続しているWi-Fiを計測すると回線速度と電波強度、帯域(2.4Ghzか5Ghz)やその他まで表示されます。

電波が弱いなと感じた場合は帯域を変更すると良いでしょう。

無線lanによっては、5Ghzに対応していない機種もあります。利用する前に自分が使っている機種が対応しているか確認しておきましょう。

正直な話、PCと無線lanの間に電子レンジでも置いていなければ2.4Ghzで十分です。

まとめ

通信速度を100Mbps以上出すには機材を揃えるのに多少費用がかかってしまいますし、「オンラインゲームでラグを無くしたい」などの明確な目的がない限りは、基本は10Mbps~30Mbpsくらいで十分と思われます。

また、無線lanを利用していて不安定だなとストレスを感じる場合は、有線接続に切り替えてみることを考慮してみてはいかがでしょうか。

このように快適にインターネットサービスを利用するためにぜひ通信速度のチェックは定期的に行ってみて下さい。


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