Windows10でスリープからの復帰が遅い
BTOや自作でハイスペックなパソコンを作った!各種パーツは高性能のものを搭載して、ストレージもSSDで爆速!…のはずなのに、何故かスリープさせた時にスリープからの復帰が遅いという症状に悩まされているユーザーの話を聞くことがあります。
ハイスペックのパソコンでストレージもSSDを選んでいるのにスリープからの復帰が遅いとイライラしてしまいますよね。基本的にSSDなら早いのが当然なのでSSDがおかしいのかもと悩まされてしまうユーザーもいるかと思います。
ですがもしかすると、スリープからの復帰が遅い原因は「ハイブリッドスリープ」によるものかもしれません。
ハイブリッドスリープとは?
ハイブリッドスリープは、Windows Vistaから実装された機能です。「休止状態」と「スリープ」の2つの中断機能の良い所を併せ持ったスリープの上位機能で、作業中のデータをメモリとストレージの両方に保存し、低電力状態で中断することができます。
しかし、復帰時にストレージからメモリにデータを読み込ませるためスリープより時間がかかってしまうというデメリットがあります。
スリープ
スリープは、作業中のデータをメモリに保存して中断します。復帰時にはメモリからデータを読み込み、素早く作業に復帰することができます。ただし、電源が落ちるとデータが消えてしまいます。
休止状態
休止状態は、作業中のデータをHDDやSSDといったストレージに保存して中断します。こちらはスリープよりも復帰速度が遅いですが、電源が落ちてしまってもデータがストレージに保存されるため消えることはありません。