Windows Media PlayerでCDの取り込み出来ない場合の対処法!

Windows Media PlayerでCDの取り込み出来ない場合の対処法!

Windows Media PlayerでCDの取り込み出来ないという現象が発生することがあります。CDが取り込めないと困ってしまいますよね。この記事では、Windows Media PlayerでCDの取り込み出来ない場合の対処法についてご紹介しています。


目次[非表示]

  1. Windows Media PlayerでCDの取り込み出来ない
  2. Windows Media PlayerでCDの取り込み出来ない場合の対処法

Windows Media PlayerでCDの取り込み出来ない

Windowsパソコンでは、デフォルトの音楽プレイヤーであるWindows Media Playerで音楽CDの取り込み・リッピングを行うことができます。

しかし、何故かWindows Media Playerで取り込みを行おうとするとエラーが出たり、Windows Media Playerが落ちる・強制終了してしまい取り込み出来ないという現象が発生することがあります。

この記事では、Windows Media Playerで音楽の取り込みが正しく行えない場合の対処法についてご紹介していきます。

また、Windows Media Playerで音楽CDの取り込み方が分からないという方もいらっしゃるかと思います。下記リンク先の記事「Windows Media PlayerでCDをパソコンに取り込む方法をご紹介!」にて取り込み方を説明していますので、ぜひご覧ください。

Windows Media PlayerでCDをパソコンに取り込む方法をご紹介!

Windowsパソコンでは、Windows Media Playerを使うことで簡単に音楽CDの取り込みを行うことができますよ。この記事では、Windows Media PlayerでCDをパソコンに取り込みリッピングする方法をご紹介しています。

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Windows Media PlayerでCDの取り込み出来ない場合の対処法

保存先フォルダの設定がおかしくなっている場合

Windows Media Playerで音楽CDの取り込みを行う場合、取り込んだ音楽ファイルを保存するためのフォルダを指定しておく必要があります。この保存先フォルダの指定がおかしくなっていると、CDの取り込みを正常に行うことができません。この場合は、保存先フォルダの設定を見直してみましょう。

Windows Media Playerを起動したら、ウィンドウ上部の「ツール」をクリックして表示されるメニューの「オプション」をクリック
Windows Media Playerを起動したら、ウィンドウ上部の「ツール」をクリックして表示されるメニューの「オプション」をクリックしましょう。
オプションウィンドウが表示されるので、「音楽の取り込み」タブをクリックして開く
オプションウィンドウが表示されるので、「音楽の取り込み」タブをクリックして開きましょう。「取り込んだ音楽を保存する場所」項目に音楽ファイルの保存先パスが表示されています。

デフォルトの状態であれば「C:\Users\<ユーザー名>\Music」となっているはずですが、これが何かの間違いで光学ドライブや外してしまっている外付けのハードディスクなど保存できないパスを指定してしまっていることがあります。その場合は「変更」ボタンをクリックしましょう。
「フォルダーの参照」ウィンドウが表示されるので、ハードディスクドライブなど任意の保存先を指定して「OK」をクリック
「フォルダーの参照」ウィンドウが表示されるので、ハードディスクドライブなど任意の保存先を指定して「OK」をクリックしましょう。オプション画面に戻るので、再度「OK」をクリックすることでフォルダーの設定が完了します。

保存先フォルダーの設定が行えない場合

レアケースですが、「取り込んだ音楽を保存する場所」項目の保存先フォルダーのパスが消失した状態で「変更」ボタンが正常に動作しないために保存先フォルダーの設定が行えないというケースがあります。この場合は、別の方法でフォルダーを選択しましょう。

Windows Media Playerウィンドウの上部の「整理」ボタンをクリックしてメニューを開き、「ライブラリの管理」にマウスカーソルを載せると表示されるサブメニューの「音楽」をクリック
Windows Media Playerウィンドウの上部の「整理」ボタンをクリックしてメニューを開き、「ライブラリの管理」にマウスカーソルを載せると表示されるサブメニューの「音楽」をクリックしましょう。
「ミュージックライブラリの場所」ウィンドウが表示されるので、「追加」ボタンをクリックしてフォルダーを選択することで、選択したフォルダーが音楽ライブラリになると同時に取り込んだ音楽を保存する場所にも設定
「ミュージックライブラリの場所」ウィンドウが表示されるので、「追加」ボタンをクリックしてフォルダーを選択することで、選択したフォルダーが音楽ライブラリになると同時に取り込んだ音楽を保存する場所にも設定されます。「利用不可」と表示されているフォルダーがある場合は、選択してから「削除」ボタンで削除しておきましょう。

これで取り込みが可能になるほか、取り込んだ音楽を保存する場所の「変更」ボタンも動作するようになります。

ライブラリを再構築する

Windows Media Playerは、音楽ファイルを管理するために「ライブラリ」を構築して情報をまとめています。

しかし、ライブラリの読み込みを失敗する・ライブラリが破損するといった不具合が起きてしまうと、CDの取り込みにも影響を及ぼします。この場合は、ライブラリを再構築しましょう。

この作業を行う場合は、Windows Media Playerは起動しないでおきます。

「Windowsキー+Rキー」の同時押しで「ファイル名を指定して実行」を呼び出し、名前欄に「%LOCALAPPDATA%\Microsoft\Media Player」と入力して「OK」をクリック
「Windowsキー+Rキー」の同時押しで「ファイル名を指定して実行」を呼び出し、名前欄に「%LOCALAPPDATA%\Microsoft\Media Player」と入力して「OK」をクリックしましょう。
ファイルを右クリックして選択して、メニューの「削除」
Media Playerフォルダが表示されます。フォルダ内にある「.wmdb」という拡張子のファイルを全て削除しましょう。ファイルを右クリックして選択して、メニューの「削除」から削除することができます。

ファイルの削除が完了したら、Windows Media Playerを起動することでライブラリの再構築が行われます。

音楽取り込みの設定を変更する

音楽CDから音楽ファイルを作成する際に、音質が低く設定されていると正常に取り込みができずエラーが発生することがあります。この場合は、音楽取り込みの設定を変更してみましょう。

Windows Media Playerを起動したら、ウィンドウ上部の「ツール」をクリックして表示されるメニューの「オプション」をクリック
Windows Media Playerを起動したら、ウィンドウ上部の「ツール」をクリックして表示されるメニューの「オプション」をクリックしましょう。
オプションウィンドウが表示されるので、「音楽の取り込み」タブをクリック
オプションウィンドウが表示されるので、「音楽の取り込み」タブをクリックして開きましょう。

「取り込みの設定」の「音質」項目にスライダーが表示されていますね。このスライダーが左側に行くと音質が低くなり、右側に行くと音質が高くなります。mp3の場合は最高品質で320Kbpsになるので、可能であれば320Kbps・抑えめなら256Kbpsに設定して「OK」をクリックして設定を適用しましょう。

音質を上げると音楽ファイルのサイズが上がりますが、その分音が良くなります。デフォルトで設定されている最小サイズの128Kbpsと最高品質の320Kbpsでははっきりと音質の差を感じることができるレベルなので、エラーが発生しなくても音質は上げて損はありませんよ。

CDの取り込みボタンが表示されていない場合

Windows Media Playerのウィンドウを最大化していても、メニューに「CDの取り込み」ボタンが表示されないという不具合が発生することもあります。この場合は、Windows Media Playerを再起動させましょう。

デスクトップ画面左下のスタートボタンをクリックしてスタートメニューを開き、「すべてのアプリ」から「Windowsシステムツール」フォルダを展開して「コントロールパネル」をクリック
Windows Media Playerを再起動するには、Windowsの機能の有効化または無効化を開く必要があります。デスクトップ画面左下のスタートボタンをクリックしてスタートメニューを開き、「すべてのアプリ」から「Windowsシステムツール」フォルダを展開して「コントロールパネル」をクリックしましょう。
コントロールパネルが表示されたら、「プログラム」をクリック
コントロールパネルが表示されたら、「プログラム」をクリックしましょう。
プログラムの項目一覧が表示されるので、「Windowsの機能の有効化または無効化」をクリックしましょう。
Windowsの機能ウィンドウが表示されるので、一覧の中から「メディア機能」を展開して、「Windows Media Player」のチェックボックスをクリックしてオフにしてから「OK」をクリック
Windowsの機能ウィンドウが表示されるので、一覧の中から「メディア機能」を展開して、「Windows Media Player」のチェックボックスをクリックしてオフにしてから「OK」をクリックして設定を完了させ、パソコンを再起動しましょう。

パソコンが再起動したら、再びWindowsの機能ウィンドウを開き、一覧の中から「メディア機能」を展開して、「Windows Media Player」のチェックボックスをクリックしてオンにして「OK」をクリックすることでWindows Media Playerが再起動します。

これで「CDの取り込み」ボタンが復活しているかどうか確かめましょう。

Windows10の更新が原因の場合

2018年5月8日のWindowsの更新プログラム「KB4103721」により、Windows Media Playerが強制終了してしまう不具合が発生するようです。

もしお使いのパソコンがこのタイミングでWindows10のアップデートを止めてしまっている場合は、Windows Updateから最新の状態にアップデートすることで改善することが可能です。


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