メールが文字化けする問題
メールは大事な連絡ツールの1つです。学生時代でも社会人になってからもお世話になると思います。しかしメールを受信した時、文字化けして本文が読めなくてあれ?と思うことはありませんか?
もしかしたらよく読んだら内容が分かるかも・・・と思い、確認してみても、全く意味不明な言葉が並んでいるだけでさっぱり分からず、悩んでいる方もいらっしゃると思います
送り主が分かれば問い合わせることも可能ですが中にはSubject、Fromのフィールドの文字も記号が並んでいるだけで誰から送られてきたのか全く分からず途方に暮れることも。
意味不明の文字や記号が並んでいて何を書いているのか全く分からないこの現象のことを、文字化けといいます。文字化けはメールはもちろんのことブラウザやパソコンで扱うファイルなら起こりうる現象です。
文字化けはなぜ起こる?
文字化けとはそもそも何故起きるのでしょうか?疑問に思うと思います。簡単に言うとメールやブラウザ、パソコンで扱うファイルが文字を理解できなかったからです。
メールやブラウザ、パソコンで扱うファイルは文字コードと呼ばれる決まりごとに基づいて実は表示されます。この文字コードというのは地域や時代にによっても変化されます。
日本語用はJIS X 0201、JIS X 0208、シフトJIS、日本語EUC、ISO-2022-JP、UTF8などがよく使われていますが、英語用はボード符号、ITA1、ITA2などがよく使われています。
例えばパソコンにシフトJISとUTF8で書かれた文章が表示されているとします。私達から見ると同じ文章なのですがパソコンからしたら全く違う文字情報で処理しています。
メールの場合は、送信する方と受信する方で設定している文字コードが違うと、受信する側のパソコンが上手く処理できず、文字化けしてしまう可能性があります。
パソコンでの日本語入力は近年ではUTF8が主流になっているので、受信する側がUTF8に変換できない設定にしていると、文字化けという現象が多くなってしまうようです。あまりにも文字化けが多いパソコンの方は、変換コードを確認してみてください。ちなみに昔はシフトJISが主流でした。
文字化けについては分かったけど、文字化けしたメールの文章の直し方、直す方法はないの?とお悩みの方、実はサイトやツールを使うことで文字化けは簡単に解消されます。
そこで今回は、文字化けを変換して内容を解読できるサイトやツール10選を紹介します。今まで文字化けの直し方、直す方法が分からなかった方は必見です。
ぜひ10選の中から自分にあった文字化け解消法を選んでいただき、文字化けしたメールが届いてもすぐに対処できるようにして置けば、仕事もスムーズにでき快適です。
文字化けを変換して内容を解読できるサイト10選
それでは文字化けをしたメールやサイトを変換して内容を解読できるサイト10選(一部ソフト)を紹介します。それぞれは概要と簡単な使い方を記載しているので気に入った方法があればリンクからサイトを確認してください。
1.もじばけらった
文字コードも11種類に対応しているので、だいたいの文字化けはすぐに変換してくれます。使い方もとても簡単なので、どの文字化けを変換してくれるサイトがいいか悩んだらぜひ試してみてください。
2.Broken JIS mail recover Service
メールの経路によってはJISコードの[ESC]が抜けてしまう事があります。そんな時におすすめなのがBroken JIS mail recover Serviceです。
メールを入力している途中に特殊キーを押してしまい、コントロールコードが混ざってしまったのでバイナリとして扱われた文章も変換できます。
3.Unicode Decoding
「&#」「;」に挟まれた文字化けした文章がメールで送られてきた時はこちらのUnicode Decodingをお試しください。
「&#」「;」に挟まれた文字化けした文章は文字実態参照という方式でエンコードされ、そのまま送られてきたのだと考えられます。こちらのサイトを使えば文字実態参照という方式で文字化けされた文章でもすぐに変換してくれます。
4.MIME Header Decode Service
Subject、Fromのフィールドが文字化けしている場合は、MIME Header Decode Serviceがおすすめです。MIME Header Decode ServiceはSubject、Fromのフィールドの文字化けを変換してくれます。
MIMEのヘッダーフォーマットに対応してないメーラーの場合、文字化けするかもしれないのでMIME Header Decode Serviceを使い解読してください。
四角のなかにSubject、Fromのフィールドの文字化けをコピペし「解読する」をクリックします。すると上に解読した結果が表示されます。
5.エンコードマニアックス
エンコードマニアックスに文字化けをコピペすると、各種エンコードなどが一覧で表示されとても検索結果が見やすいサイトです。
6.KanjiTranslator
KanjiTranslatorをダウンロードしたら後は変換したいファイル、フォルダをドロップするだけです。さくさくと変換作業ができます。
7.FileCode Checker
文字化けしたファイルの文字コードや改行コードをそのままの形式で一括判定してくれます。
こちらもドラッグ&ドロップし変換後の文字コード、改行コードを設定して保存するだけです。
8.Internet Explorer
実はWindows環境ならInternet Explorerを利用することで、手軽に文字コードの変換ができ、別ファイルに保存することができます。
使い方はファイル名を「~.txt」にします。そしてそのファイルをInternet Explorerのウィンドウの画面にドラッグ&ドロップします。これだけで文字化けが直ります。
9.nkf Network Kanji Filter
ダウンロードしたファイルの文字コードがEUCやShift_JISだった場合、せっかくダウンロードしてもファイルの中身が読めないことがあります。
ダウンロードしたファイルがたくさんある時は、nkf Network Kanji Filterがおすすめです。nkf Network Kanji Filteは文字変換ツールの定番とも言えるツールです。
ツールをダウンロードすればコマンドプロンプトからコマンドを入力するだけで文字コードの変換ができます。
10.メモ帳
Windowsにはメモ帳という機能が標準搭載されています。仕事の書類や学校の提出物などに使っている方もいらっしゃると思います。実はこのメモ帳を使えば文字コードを変換することができます。