【ラベルトラック】Audacityで音声を分割して書き出す方法!

【ラベルトラック】Audacityで音声を分割して書き出す方法!

Audacityには選択範囲を保存できるラベルトラック機能があります。ラベルトラック機能を使うと一つのトラックを複数ファイルに分割できたり、後で編集する際に役立ちます。今回はAudacityのラベルトラック機能を使って複数ファイルに分割する方法を解説します。


目次[非表示]

  1. ラベルトラック機能とは?
  2. Audacityで音声を分割して書き出す方法

ラベルトラック機能とは?

Audacityにはラベルトラック機能という選択範囲の維持やトラック分割に役立つ機能が搭載されています。

ラベルトラック機能を使ってトラックに目印を付けておくことで、一つのトラックを複数ファイルに分割して出力できたり、無音部分の除外や後でエフェクトを付けるために予め範囲を指定しておくことができます。

一つのトラックを分割して複数ファイルの書き出しを行うときに使われることが多いため、この記事でも解説しています。

Audacityで音声を分割して書き出す方法

それではAudacityでラベルトラック機能を使用して音声を分割して書き出す方法を解説していきます。

ラベルの付け方

音声を分割して書き出す前に、ラベルの付け方や削除方法を見ていきましょう。

ラベルを付けたい再生範囲を選択
まずラベルを付けたい再生範囲を選択しておきます。

再生位置を指定するのではなく、範囲選択する必要があるので注意しましょう。

メニューの[編集]->[ラベル]->[選択範囲にラベルを付ける]をクリック
次に上部メニューの[編集]->[ラベル]->[選択範囲にラベルを付ける]をクリックします。

ラベル情報を保存したい場合はAudacityのプロジェクトファイルを保存するようにしてください。MP3ファイルなどの音声ファイルにラベル情報は保存されないため、プロジェクトを残しておかないとまた一からラベルをつけ直すことになります。

メニューの「保存」をクリック
プロジェクトの保存はメニューの[書き出し]ではなく[保存]からできるので覚えておきましょう。
ラベルトラックの項目
すると、トラックの下にラベルトラックというものが追加されたはずです

これでラベルトラックを追加できました。

ラベルトラックの四角をクリックして再選択
これで選択範囲が記憶され、もう一度同じ範囲を選択する際はラベルトラックの四角をクリックするだけで再選択できます。

また、この四角にラベルトラックの名前を入れることができるので、必要に応じて名前を設定して分かりやすくしておきましょう。

もっとラクにラベルトラックを追加したい場合は[Ctrl+B]キーでもラベルトラックを追加できます。ショートカットキーを使った方が簡単ですので、[Ctrl+B]キーでラベルトラックを追加できることを覚えておくことをお勧めします。

ラベルトラックの名前部分を右クリックして[ラベル消去]をクリック
ラベルを削除したい場合はラベルトラックの名前部分(四角)を右クリックして[ラベル消去]をクリックすると削除できます。

分割書き出し

ラベルトラックさえ設定してしまえば、ラベルトラックが自動分割され、MP3形式で一括出力することができます。

ラベルトラックを複数箇所設定する
先ほど解説した方法で予めラベルトラックを複数箇所設定して複数ファイル分割できるようにしておいてください。

ラベルトラック名を出力ファイル名に使用できるので、わかりやすいように何か名前を付けてことをお勧めします。

メニューの[ファイル]->[書き出し]->[複数ファイルの書き出し]を選択
ラベルトラックの設定を済ませたら、上部メニューの[ファイル]->[書き出し]->[複数ファイルの書き出し]を選択します。
フォーマットを[WAV(Microsoft)]から[MP3ファイル]に変更する
フォーマットを[WAV(Microsoft)]から[MP3ファイル]に変更します。

MP3形式以外の形式で保存したい場合は好きな形式を選択してください。

保存先フォルダを指定して[書き出し]をクリック
ラベルトラックを設定している場合、ラベルごとに分割する設定になっているので、保存先フォルダを指定して[書き出し]をクリックします。
「メタタグデータを編集」の画面
メタタグデータがある場合はこの画面で設定しましょう。不要な場合は無視して構いません。
「複数ファイルの書き出し」ウィンドウ
最後まで進めるとファイルの書き出しが行われ、完了次第このメッセージが表示されます。
出力先フォルダを確認する
出力先フォルダを確認すると、複数ファイルの書き出しに成功していることが確認できます

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