Audacityでキー変更(ピッチ変更)する方法を紹介!

Audacityでキー変更(ピッチ変更)する方法を紹介!

Audacityは無料で使えるフリーソフトでありながら数多くのエフェクトが用意されています。その中にキー変更機能も用意されています。 今回はAudacityでキー変更する方法や半音の上げ下げを狙って行う方法もあわせて解説します。


目次[非表示]

  1. キー変更とは?
  2. Audacityでキー変更する方法

キー変更とは?

キー変更とはいわゆるピッチ補正のことです。ピッチを変更すると音声のキーを上げ下げでき、音程を変えることができます。

男性キーの音楽のキーを上げることで女性でも歌いやすい音程にしたり、好みの音階にすることが可能です。ピッチの変更はサウンド編集ソフトで簡単に行うことができ、無料の編集ソフトでもキーを変更できる機能が搭載されていることが多いです。

Windows向けサウンド編集ソフトであるAudacityもテンポを変えずにピッチ変更できる機能が用意されているフリーソフトのひとつです。この記事ではAudacityでキーを変更する方法を解説しています。

Audacityでキー変更する方法

Audacityでキーを変更するのはカンタンです。やり方をひとつひとつ見ていきましょう。

キーを変更したいサウンドファイルをAudacityで開く
まずはキーを変更したいサウンドファイルをAudacityで開いておいてください。
キーを変更したい範囲をドラッグして選択
次に、キーを変更したい範囲をドラッグして選択します。

サウンド全体のキーを変更したい場合は波形をクリックした後、[Ctrl+A]キーを押してください。このショートカットキーを押すと全体が選択されます。

メニューの[エフェクト]->[ピッチの変更]をクリック
選択したら、上部メニューの[エフェクト]->[ピッチの変更]をクリックします。

Audacityのバージョンによっては若干メニューの並びが変わっていることがあるので注意してください。

ピッチの変更設定画面
このようなピッチの変更設定画面が表示されます。

各種設定は後ほど解説しますが、こちらの画面で周波数など変更して[OK]を押すとピッチの変更が反映されます。反映前にプレビュー再生もできますので、[OK]を押す前にプレビュー再生することをおすすめします。

各種設定

ピッチ変更設定画面の各種設定項目について見ていきましょう。

ピッチ

キーの変更をする際はこちらを使用します。

「from~to」でキーをどの程度変化させるか設定
「ピッチ」すぐ下の「from~to」は、キーをどの程度変化させるか設定できるプリセットです。

はじめはこちらを使ってプレビュー再生し、どのように変化するのか見てみるといいかもしれません。

「Semitones(音程差)」でキーを調整
キーの変更に慣れてきた場合は狙い通りにキーを変更できる「Semitones(音程差)」を調整しましょう。

1で半音変化・2で全音変化になります。例えば値を1にすると半音上げ、-1にすると半音下げる加工となります。慣れるとこちらのほうが使いやすいのでおすすめです。

周波数

周波数を編集
周波数はピッチに影響してくる設定です。周波数は自動的に解析されたものが表示されます。

周波数を高くすればするほど音が高くなり、周波数を下げると音も低くなります。ピッチの設定を変更すると自動的に周波数が変更されますが、自分で調整することもできます。

ただし、周波数を直接調整する場合は狙い通りのキーに変更することが難しいので、キーの変更に限っては使用しないことをオススメします。


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