トラックのゲインを調整する
Audacityでは複数トラック同時に読み込むことができますが、トラックごとのゲインを調整することで、音源全体のボリュームを調整することができます。
増幅機能で調整する
トラックのゲインでは音源全体の調整しかできませんでしたが、エフェクトの増幅機能を使えば指定した箇所だけ増幅させることができます。
プレビュー機能を使えるので、増幅処理を行う前に[プレビュー]ボタンを押してチェックすると良いでしょう。
音を小さくする分は問題ありませんが、音を大きくしすぎると音割れが発生してしまうことがあるので注意してください。あまりにも音割れがひどい場合は後述するレベラーを使用することをお勧めします。
レベラーを使用する
レベラーを使用することで、可能な限り音割れを防ぎながらボリュームを上げることができます。最新のAudacityではエフェクト一覧を見てもレベラーがないですが、レベラーはディストーションという項目に統合されています。
設定項目が表示されますが、編集する項目は「レベル調整度」です。レベル調整度を上げれば上げるほど音が増幅します。
他の項目はあまり触る必要はありませんが、音が歪む場合はノイズフロアの数値を変更してみてください。
レベラーは何回も重ねて適用することが出来るので、レベル調整度を5にして一気に増幅せず、1のまま何回も重ねて調整していくといいでしょう。失敗した場合は[Ctrl+Z]キーで一つ前の段階に戻せます。
ノーマライズ機能を使う
音の大きすぎる・小さすぎるといった両極端な音源でバランスが悪い場合、ノーマライズ機能を用いて正規化することで最適な音量バランスに統一することができます。
設定を変更したらどのように変化するのが気になる場合だけ変更するようにしましょう。
エンベロープツールを使う
エンベロープツールとは、直感的に音量を調整できるツールです。
慣れるととてもカンタンで、無音になるまでフェードさせずに少しだけフェードさせることも出来るので、色々試してみると良いでしょう。
試す際に失敗してしまうことも多々ありますので、失敗したという時は[Ctrl+Z]キーでもとに戻すようにしてください。