コマンドプロンプトでファイル削除を行うdelコマンドの使い方を紹介!

コマンドプロンプトでファイル削除を行うdelコマンドの使い方を紹介!

Windowsのコマンドプロンプトでは、コマンド入力でファイルに様々な操作を行うことが可能です。ファイル削除を行うには「del」コマンドを用いましょう。この記事では、コマンドプロンプトでファイル削除を行うdelコマンドの使い方をご紹介しています。


目次[非表示]

  1. コマンドプロンプトでファイル削除を行うdelコマンド
  2. コマンドプロンプトでファイル削除を行うdelコマンドの使い方

コマンドプロンプトでファイル削除を行うdelコマンド

コマンドプロンプト
コマンドプロンプトでは、Windowsでの様々な操作をコマンド指定して操作することができます。コマンドの中には、ファイル削除のコマンドである「del」というものがあります。このdelコマンドを用いることで、ファイルやフォルダを削除することができますよ。またオプションを併用することで複数のファイル・フォルダを一括消去したり、各条件を指定できるようになります。

複雑な条件指定などを行ってファイルを削除したい場合は、エクスプローラーからファイルの削除を行うよりもdelコマンドを使用して削除しましょう。delコマンドを活用することで、ファイルを簡単に削除していくことができるようになりますよ。この記事では、コマンドプロンプトでファイル削除を行うdelコマンドの使い方をご紹介していきます。

コマンドプロンプトでファイル削除を行うdelコマンドの使い方

delコマンドの形式について

コマンドプロンプトでファイル削除に使用するdelコマンドの使い方を説明します。delコマンドを使用する場合の基本となる形式は、下記の通りとなります。delコマンドの後に半角スペースを入力してスペースを空けてからオプションを入力して、半角スペースの後にファイルを指定してEnterキーを押しましょう。ディレクトリの削除を行うことはできないので、ディレクトリを削除したい場合は「rmdir(rd)」コマンドを使用することになります。特にオプションの指定などがなければ、delコマンドの後にそのまま削除したいファイル・ディレクトリを入力してEnterキーを押しましょう。

 

コマンド入力後に削除操作が行われます。ファイルを指定した場合はすぐに削除が行われますが、ディレクトリの場合は警告メッセージが表示されます。例外として、ワイルドカードを使用している場合はファイル削除の場合でも警告メッセージが表示されます。

del [オプション] [ファイル / ディレクトリ]

各種オプションの説明について

delコマンドと併用できる各種オプションについて説明していきます。

  • /F:読み取り専用ファイルを削除します。
  • /P:ファイルの削除を行う前に、確認メッセージを表示します。
  • /Q:ファイルの削除を行う前の確認メッセージを表示しないようにします。
  • /S:指定したファイルをすべてのサブディレクトリから削除します。また、削除したファイル名を表示させます。
以下は削除を行うファイル属性の指定になります。「-」をオプションに付与することで、指定した属性以外のファイルを削除することが可能になることを覚えておきましょう。
  • /A:A:アーカイブを削除します。
  • /A:H:隠しファイルを削除します。
  • /A:R:読み取り専用属性が設定されたファイルを削除します。
  • /A:S:システムファイルを削除します。

コマンドの使用例

delコマンドとオプションを組み合わせると、下記のような動作をさせることが可能となります。ちなみにバッチファイル化することもできるので、興味のある方はバッチファイルを作成してみましょう。

  • del D:\gazou.jpg:gazou.jpgファイルを削除します。削除前の警告メッセージは表示されません。
  • del D:\folder\:Dドライブにある「folder」ディレクトリ以下をすべて削除します。削除前の警告メッセージは表示されます。
  • del /p gazou.jpg:gazou.jpgファイルの削除時に、削除前の確認メッセージが表示されます。
  • del *.*:現在開いているディレクトリ内のすべてのファイルを削除します。


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