OEMパーティションとは?
Windows10のパソコンのストレージの中を見てみると、「OEMパーティション(回復パーティション)」という領域が作成されていて気になったことはありませんか?画像の例だと、450Mほどの謎の領域が作成されていますよね。OEMパーティションとは、かっこ書きの通り回復パーティションのことを指します。Windowsのリカバリが必要になったときに使われる、工場出荷時の設定に復元するためのデータがこのパーティションの中身として詰まっています。そのため基本的には予約済みの領域となるため操作することはできません。
OEMパーティションは削除できる?
冒頭で説明している通り、OEMパーティションはWindowsのリカバリに必要なパーティションなので基本的に削除することはおすすめしません。ですがどうしてもストレージの容量を空けたいなどの理由でOEMパーティションを削除したい場合は、下記の方法で削除することができますよ。
デスクトップ画面左下のスタートボタンをクリックしてスタートメニューを開き、「すべてのアプリ」から「Windowsシステムツール」フォルダを展開して「コマンドプロンプト」を右クリックします。右クリックしてメニューの「管理者として実行」をクリックしましょう。
コマンドプロンプトが起動したら、「diskpart」コマンドを入力してEnterキーを押しましょう。
「DISKPART>」と表示されるので「list disk」コマンドを入力してEnterキーを押しましょう。搭載しているHDDやSSDのディスク一覧が表示されます。「ディスク 0」「ディスク 1」と各ドライブに番号が割り振られているので、操作するディスクの番号をここで確認しておきます。
操作するディスクを指定しましょう。ここではディスク0を選択したいので、「select disk 0」とコマンドを入力してEnterキーを押します。
次に、「list partition」とコマンドを入力してEnterキーを押しましょう。選択しているディスクのパーティション一覧が表示されます。Typeが「回復」になっているパーティションがOEMパーティションです。このパーティション番号を確認しておきましょう。
上記の例ではOEMパーティションが1だったので、「select partition 1」とコマンドを入力してEnterキーを押してOEMパーティションを選択します。あとは「delete partition」コマンドを入力してEnterキーを押すことで、OEMパーティションを削除することができますよ。