PCの電源ユニットの寿命はどのくらい？
PCの電源ユニットの寿命について
パソコンを構成しているパーツの中で重要なのが「電源ユニット」です。電源ユニットは文字通りパソコンの電源供給部分になるため、PCの心臓といっても差し支えないパーツです。
PCの心臓と言えるパーツなので、電源ユニットの寿命について気になるユーザーも少なくないかと思います。電源ユニットの一般的な寿命は「3年～5年」となります。基本的にパソコンや電源ユニットの保証期間が3年から5年に設定されているため、この保証期間が寿命の目安になります。ただし24時間365日稼働しっぱなしというヘビーな使い方をしていればもっと寿命が短くなる可能性もありますし、1日の稼働時間が少ないのであれば寿命が伸びるなどユーザーのパソコンの使い方によっても変動します。
PCの電源ユニットの寿命のサインはあるのか？
PCの電源ユニットの寿命が近い時にサインはあるのかどうか気になりますよね。PCの電源ユニットが劣化して寿命が近くなると、パソコンの起動中に電源が落ちてしまう・電力不足によるフリーズやブルースクリーンの発生・USB接続機器に給電が行われない・電源スイッチを押した時に反応が鈍かったり電源ランプは点くのにPCが起動しない・電源ユニットから異音がする、などといった症状が現れます。
これらの症状が現れた時がPCの電源ユニットの寿命が近いというサインとなります。1回や2回ぐらいであれば他の要因も考えられますが、何度も起きるようであれば電源ユニットの寿命を覚悟しておきましょう。
PCの電源ユニットの寿命の調べ方
PCの電源ユニットの寿命の調べ方ですが、電源ユニットのファンが回っているかどうか・パソコンの温度が異様に高くなっていないか・電源ユニットの温度が高すぎないかどうかなどの要因から寿命が近いのかどうか確認することができます。電源ユニットの温度については、下記リンク先の記事にてご紹介しているフリーソフト「HWMonitor」を使用することで調べることができますよ。
他にも、電源ユニットに必要以上に負荷をかけないことも大切です。特に最新のPCゲームなどの各パーツがフル稼働するようなアプリケーションを遊んでいないときにつけっぱなしにして放置するなどの負荷がかかる行為はやめましょう。また夏の時期など部屋の温度が高い状態でパソコンを稼働させていると普段より熱が溜まりやすくなってしまうので、エアコンで部屋の温度を下げることも大切です。
PCの電源ユニットの寿命を延ばすには
PCの電源ユニットの寿命を伸ばすということはパソコンを長く使えるようになるということなので、できるだけ電源ユニットの寿命を延ばしたいですよね。電源ユニットの寿命を伸ばすには、こまめなクリーニングが大切です。パソコンの電源をオフにして、電源ユニットやPC内部に溜まった埃をエアダスターなどで定期的に取り除くようにしましょう。
PCの電源ユニットが寿命を迎えたらどうすべき？
PCの電源ユニットが寿命を迎えてしまった時にどうすべきなのかと言いますと、デスクトップパソコンで一般的な規格のものであれば電源ユニットを交換することになります。電源ユニットはパソコンショップやAmazonをはじめとしたECサイトでも購入できるので、自分のパソコンに合った規格の電源ユニットを購入しましょう。
規格は主に3つです。一般的なデスクトップPCで採用される「ATX」・サーバー用の「EPS」・小型デスクトップPC用の「SFF」です。大体のケースであればATXで動作していると思われますが、間違ったものを選ばないように自分のPCの電源ユニットを確認してみましょう。規格を確認したら電源ユニットを購入しましょう。この際、現在使用している電源ユニットの出力が低い場合は出力が高いモデルを選ぶと耐久性の面でも安心です。
また、長く使いたいのであれば保証年数の長さで選ぶのもおすすめです。下記の製品などは10年間交換保証が付いているため、仮に10年経過する前に故障してしまっても保証されるのが嬉しいですね。