CPUの温度の適正値は?
パソコンの頭脳とも言えるパーツが「CPU」です。CPUとは「Central Processing Unit(中央演算処理装置)」の略称で、パソコンでの各種操作を実行する際はこのCPUが処理を行っています。
CPUが処理を行う際には、CPUの温度が上昇します。CPUの温度はどれくらいが適正なのか知りたいという方もいらっしゃるかと思いますが、CPUの適正温度はユーザーによって意見がバラバラになりがちで、平均50度・70度以下・30度から50度以内といった感じに評価が分かれます。ただ、温度が70度を超えるのは危ないという認識は共通しており、一種の目安になります。参考までに、筆者のPCではアイドル状態では30度を切っていて、最新のゲームを遊んでいると50度に近くなる・超えるといった感じになっています。
パソコンで作業中に動作がおかしいと感じたり、異様にファンがうるさいという場合には、CPUの温度が高くなっている可能性があります。上記で説明しているように70度を超えると危険なのですが、どうやって温度を確認すればいいのか分からないという方もいらっしゃるかと思います。CPUの温度をチェックするには、モニタリングツールを導入しましょう。
CPUの温度が高い場合の対処法
パソコン本体を掃除する
現代におけるパソコンの冷却方法は、ほとんどが空冷式です。そのため、パソコンのファンなどにホコリが詰まっているとエアフローが悪くなるため、CPUの温度が下がりにくくなる原因となってしまいます。ホコリが詰まらないように、定期的に掃除を行いましょう。ホコリを取り除くのに掃除機を使うと静電気が起きてしまう恐れがあるので、エアダスターを用いましょう。
パソコンの設置場所を変える
部屋の隅などの排熱がこもりやすい場所にパソコンを設置している場合は、パソコンの設置場所を変えるだけでもCPUの温度を下げやすくなりますよ。
部屋の温度を下げる
季節が夏だと、室温が30度近くなってしまうことが多いですよね。室温が高くなってしまうと排熱しても効果が少なくなってしまうので、部屋にエアコンがあるなら冷房を点けて部屋の室温を下げることをおすすめします。自分が我慢できてもパソコンにダメージを与えることを考えるならば、夏にパソコンを使用する時はエアコンを併用するべきです。
CPUクーラーを取り付ける
パソコンのCPU部分にはCPUクーラー(ファン)というものが付けられているのが基本ですが、デフォルトのCPUクーラーは冷却性能が最低限であることがほとんどです。そこで、CPUクーラーを変更することで冷却性能を向上させるのも手です。自分のパソコンのCPUクーラーの設置スペースを確認して、パソコン内に入るCPUクーラーを導入しましょう。
ノートパソコンを使用している場合は、ノートパソコンの下に設置できるタイプのクーラーを導入することで冷却させることができますよ。
CPUグリスを塗布する
CPUとCPUクーラーの間には、グリスを塗布して熱伝導率を上げて冷却しやすくすることができます。パソコンを何年も使用しているとグリスが烈火してしまうので、グリスを塗布し直しましょう。グリスは一般的なシリコングリス・熱伝導に優れたシルバーグリス・ハイグレードタイプのダイアモンドグリスから選びましょう。