Excelで表示される「#REF!」の意味とは?対処法を紹介!

Excelで表示される「#REF!」の意味とは?対処法を紹介!

Microsoft Excelで、数式を使用した際に「#REF!」エラーが表示されてしまい困ってしまったことはありませんか?エラーの意味を覚えておきましょう。この記事では、Excelで表示される「#REF!」の意味とはなにか?また対処法をご紹介しています。


目次[非表示]

  1. Excelで表示される「#REF!」の意味とは?
  2. Excelで表示される「#REF!」の対処法

Excelで表示される「#REF!」の意味とは?

#REF!エラーが出ているExcel表
Microsoft Excelで表示される「#REF!」エラーとは何か気になったことはありませんか?「#REF!」は「リファレンス」とよみ、関数や数式で使用していたセルの値を削除した・参照先が無効な場合に表示されるエラーという意味を持っています。

Excelで表示される「#REF!」の対処法

例の表
それでは、Excelで表示される「#REF!」の対処法を説明していきます。当記事では、この画像の表を例として説明していきます。
E3セルには「=C3*D3」の数式が入っている
「割引額」列のE3セルには「=C3*D3」…つまり「価格」列に「割引」列のパーセンテージを掛けた結果が出力されています。
「割引後の価格」列には「=C3-E3」の数式が入っている
そして「割引後の価格」列には「=C3-E3」と、「価格」列から「割引額」列の数値を引いた結果が出力されていることが確認できます。
「割引額」列を削除
この状態で「割引後の価格」を出力できたからと、「割引額」列をホームタブのリボンメニューにある「削除」から削除してしまうと…
「割引後の価格」列に出力されていた結果がすべて「#REF!」になった
「割引後の価格」列に出力されていた結果がすべて「#REF!」になってしまいました。「割引後の価格」列には「価格」列から「割引額」列の値を引いた結果が出力されていたからなので、参照できるセルがないために#REF!エラーが起きてしまっているというわけですね。
「書式」メニューから「非表示/再表示」→「列を表示しない」をクリック
こういったケースにおいて#REF!エラーを起こさないようにする方法は、大まかに2通りあります。まずは不必要になった「割引額」列を削除しないで非表示にする方法です、「割引額」のE列を選択した状態でウィンドウ上部の「ホーム」タブをクリックしてリボンメニューを開き、「セル」項目の「書式」メニューから「非表示/再表示」→「列を表示しない」をクリックしましょう。
「割引額」列が非表示になった
これで、「割引額」列が非表示になります。「割引額」列を削除したのではなく非表示状態にしただけなので、「割引後の価格」列には「#REF!」エラーが起きることなく計算結果を保つことができていますね。
「割引額」列が非表示にしても数式は反映される
「割引額」列は非表示にしていても数式が反映されるので、「割引」列の数値を変更しても再計算を行いしっかりと「割引後の価格」に反映してくれてます。画像例ではD3セルの割引率を「20%」にしていますが、F3セルの割引後の価格にも「5520」と2割引の価格が反映されていることが確認できます。

このように、後からセルのデータを変更することがある場合は不要な列を非表示にするといった方法がスマートで便利ですよ。

「貼り付けオプション」ボタンをクリックして項目一覧から「値と元の書式」をクリック
もう一つの方法は、結果を確定させた列をコピペする方法です。「割引後の価格」列を選択して「Ctrlキー+Cキー」でコピーしたら、右隣の列を選択して「Ctrlキー+Vキー」で張り付けを行います。続けて「貼り付けオプション」ボタンをクリックして項目一覧から「値と元の書式」をクリックしましょう。これで、「割引後の価格」列の出力結果を値としてコピーすることができました。
「割引額」とコピー元の「割引後の価格」列を選択し削除
あとは「割引額」とコピー元の「割引後の価格」列を選択した状態で「ホーム」タブのリボンメニューから「削除」をクリックして削除しましょう。
#REF!エラーを起こさずに表を完成
この方法でも、#REF!エラーを起こさないようにすることができます。再計算をしない場合は、こちらの操作が楽ですよ。

関連記事