VLOOKUP関数で範囲を固定にしてずれないようにする方法!

VLOOKUP関数で範囲を固定にしてずれないようにする方法!

Microsoft ExcelでVLOOKUP関数を使用した際に、オートフィル操作を行ったら指定していた範囲がずれてしまいエラーになった経験はありませんか?この記事では、VLOOKUP関数で範囲を固定にしてずれないようにする方法をご紹介しています。


目次[非表示]

  1. VLOOKUP関数で範囲を固定にしてずれないようにしたい
  2. VLOOKUP関数で範囲を固定にしてずれないようにする方法

VLOOKUP関数で範囲を固定にしてずれないようにしたい

Microsoft Excelで、VLOOKUP関数を使用して範囲を固定したいと思ったことはありませんか?VLOOKUP関数をを使用して検索結果を抽出する際に、同じ数式をオートフィルで自動コピーするといったシーンは少なくないですよね。

しかし、オートフィルを行った結果「#N/A」とエラーが返されてしまったことはありませんか?エラーの起きているセルをチェックすると、VLOOKUP関数で指定している範囲がずれてしまっており、それが原因でエラーになってしまっているというケースに遭遇することは珍しくありません。そこで、範囲を固定化してずれることがないようにしてみましょう。この記事では、VLOOKUP関数で範囲を固定にしてずれないようにする方法をご紹介していきます。

VLOOKUP関数で範囲を固定にしてずれないようにする方法

それでは、VLOOKUP関数で範囲を固定にしてずれないようにする方法を説明します。VLOOKUP関数で範囲を固定してオートフィル時のずれを防ぐには、参照する範囲を「絶対参照」にしましょう。

Excelで数式を入力する際の参照形式には「相対参照」と「絶対参照」があります。「相対参照」とは、数式においてセル番地との位置関係によって参照するセル番地が変化する参照方式のことを指します。Excelで数式を入力する際、基本的には相対参照が使用されます。

もう一つの参照形式である「絶対参照」とは、数式において参照するセル番地を常に固定化させる参照方式のことを指します。「$A$1」のように範囲を固定したい列・行に対して「$」を追加することで絶対参照になり、数式をオートフィルなどでコピーしても同一のセルを参照するようになります。

E9セルに「=VLOOKUP(C9,$B$3:$D$5,3,FALSE)」と入力
画像の例では、E9セルに対して「=VLOOKUP(C9,$B$3:$D$5,3,FALSE)」と入力しています。「範囲」に対して「$」を挿入することで絶対参照にしているため、数式の入力後にフィルハンドルを下方向に引っ張りオートフィルを行った場合に「絶対値」はずれても「範囲」がずれないため、エラーが起きることはなく残りのセルにも数式を適用させることができます。

このように、VLOOKUP関数を使用する際にオートフィルを行う場合は固定したい検索値や範囲を絶対参照で固定化することによって結果がずれるというミスを防ぐことができますよ。ちなみに、検索値や範囲をセル番号で指定する際にセルをクリックして指定している場合はセルのクリック後に「F4キー」を押すことで絶対参照に変更することができるので覚えておくと便利ですよ。


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