ExcelのCEILING関数の使い方を紹介!

ExcelのCEILING関数の使い方を紹介!

Microsoft Excelで使用できる関数の一つに「CEILING関数(シーリング)」というものがあります。CEILING関数は、切り上げを行うことができます。この記事では、Microsoft ExcelのCEILING関数の使い方をご紹介しています。


目次[非表示]

  1. ExcelのCEILING関数とは?
  2. ExcelのCEILING関数の使い方

ExcelのCEILING関数とは?

Microsoft Excelで使用できる関数の一つに「CEILING関数(シーリング)」というものがあります。CEILING関数とは、指定した基準値の倍数から最も近い値に切り上げることのできる関数です。例えば「123,456」といった数値の中で3桁目までで端数を切り上げたいというケースもありますよね。CEILING関数を使用して切り上げることで、「123,500」のように切り上げを行うことができますよ。

この記事では、Microsoft ExcelのCEILING関数の使い方をご紹介していきます。

ExcelのCEILING関数の使い方

それでは、ExcelのCEILING関数の使い方を説明していきます。まずは、CEILING関数の数式から説明します。CEILING関数の数式ですが、「=CEILING(数値,基準値)」となっています。第1引数の「数値」で、切り上げたい数値の参照を行います。第2引数の「基準値」で、倍数の基準になる数値の指定を行います。

B2セル「456,789」の数値の切り上げを行う
実際に、CEILING関数での切り上げを行ってみましょう。画像の例ではB2セルの数値「456,789」から、数値の切り上げを行っていきます。
C3セルに「=CEILING(B3,800)」と入力
C3セルに「=CEILING(B3,800)」と入力していきます。
C3セルの切り上げ後の数値が「456800」と出力された
これで、切り上げを行う数値の「456,789」から800の倍数を指定して切り上げを行ったことによりC3セルの切り上げ後の数値が「456800」と出力されました。
C3セルに「=CEILING(B3,"0:10")」と入力
CEILING関数による切り上げは、普通の数値だけでなく時刻にも適用することが可能です。画像の例ではB3セルの「入室時刻」が「9:05」ですが、10分刻みでカウントを行いたいためC3セルに「=CEILING(B3,"0:10")」と入力して10分単位での切り上げを行っています。
C3セルには「9:10:00」と表示された
これで、10分単位での切り上げを行ったことによりC3セルには「9:10:00」と表示されました。秒数が不要な場合はセルを右クリックして右クリックメニューから「セルの書式設定」を開き、「時刻」の種類から「13:30」を選択して適用することで秒数を非表示にすることができますよ。

時刻にCEILING関数を使用する際の注意点ですが、それぞれのセルの表示形式が「時刻」になっていないと正しく時刻の切り上げができない点には注意しましょう。

 

以上が、ExcelのCEILING関数の使用方法です。ちなみに切り捨てを行う関数として「FLOOR関数(フロア)」というものもあります。CEILING関数と同じように切り捨てを行うことができるため、こちらも活用してみてくださいね。


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