ExcelのCELL関数とは?
Microsoft Excelに用意されている関数の一つ、「CELL関数」をご存知でしょうか?CELL関数とは、セルの内容・書式・位置などのデータを調べることができる関数ですよ。この記事では、ExcelのCELL関数の使い方をご紹介していきます。
ExcelのCELL関数の使い方
CELL関数の数式
それでは、ExcelのCELL関数の使い方を説明していきます。まずは、CELL関数の数式です。CELL関数の数式は「=CELL(検査の種類,参照)」となっています。
第1引数の「検査の種類」で、対象のセルからどのような情報を取得したいのかを指定します。第2引数の「参照」で、セル番地を指定します。ちなみに、省略可能です。
この検査の種類と戻り値は、下記の通りとなります。
- address:対象範囲の左上の隅にあるセル番地を表す文字列。
- col:対象範囲の左上の隅にあるセルの列番号。
- color:セルに対して負の数を色で表すよう書式設定されている場合は「1」・それ以外の場合は「0」。
- contents:対象範囲の左上の隅にあるセルの値。
- filename:ファイルの名前。保存されていない場合は、「""(空白文字列)」。
- format:セルの表示形式。
- parentheses:正の値、またはすべての値を括弧で囲む書式がセルに設定されている場合に「1」・それ以外の場合は「0」。
- prefixセル内のデータの配置。左詰めの文字列を含む場合は単一引用符「'」・右詰めの文字列を含む場合は二重引用符「"」・中央揃えの文字列を含む場合はキャレット「^」。両揃えの文字列を含む場合は円記号「¥」・セルにそれ以外のデータが入力されている場合は空白文字列「""」。
- protect:セルがロックされている場合は「1」・ロックされていない場合は「0」。
- row:対象範囲の左上隅にあるセルの行番号。
- type:セルに含まれるデータのタイプ。空白の場合は「b(Blank)」・文字列定数が入力されている場合は「l(Label)」・その他の値が入力されている場合は「v(Value)」
- width:セルの幅。
CELL関数の使い方
CELL関数はIF関数など定番の関数と組み合わせて使うこともできるため、汎用性もありますよ。