Excelで日付を比較したい
Microsoft Excelで、日付を比較したいと思ったことはありませんか?日付の大小を比較したり、とある日付を特定の日付と比較を行って結果を表示させたいというシーンもあるかと思います。
日付は比較演算子を用いて比較を行うことができるほか、特定の関数を併用しての比較も行うことができますよ。この記事では、Excelで日付を比較する方法をご紹介していきます。
Excelで日付を比較する方法
比較演算子で日付を比較する
それでは、Excelで日付を比較する方法を説明します。日付の比較を行う際に使われる方法としては、比較演算子を使用する方法です。比較演算子は、下記のものを使用します。
- <:小なり
- <=:以下
- >:大なり
- >=:以上
- =:等しい(イコール)
画像の例では、日付1の「2022/12/1」と日付2「2022/12/10」を比較してB6セルに結果を出力します。B6セルに「=B3<C3」と入力してみましょう。
このケースでは「2022/12/1」よりも「2022/12/10」のほうが大きいので、結果に「TRUE」と表示されています。
ここで数式を「=B3>C3」に変更してみましょう。「2022/12/1」は「2022/12/10」よりも小さいので、結果が「FALSE」となります。
数式を「=B3<=C3」に変更してみましょう。条件が「以下」になるため、結果が「TRUE」となります。これは日付が同じ場合も条件が成立するため、「TRUE」が表示されますよ。
数式を「=B3>=C3」に変更してみましょう。条件が「以上」になるため、結果が「FALSE」となります。
条件を「=B3>=C3」にした場合は、B3セルとC3セルの日付がイコールなのかどうかを判定します。この例では日付が異なるので、結果が「FALSE」と出力されています。AND関数・OR関数を比較演算子と組み合わせる
比較演算子は、「AND関数」と「OR関数」の2つと組み合わせることができます。AND関数を使用した場合は「2つの条件に当てはまる場合」・OR関数を使用した場合は「2つの条件の中でどちらかが当てはまる場合」となります。
まずは、AND関数から説明します。画像の例では、「2022/12/1」より後かつ「2022/12/10」よりも前の条件として「2022/12/3」を比較しています。B6セルに「=AND(B3<=D3,D3<=C3」と入力して、出力を行います。
「2022/12/3」はこれら2つの条件に当てはまるため、結果に「TRUE」が出力されました。
続いて、OR関数を説明します。画像の例では、「2022/12/1」より前・もしくは「2022/12/10」よりも後に「2022/12/11」があるかどうかを比較しています。B6セルに「=OR(D3<B3,C3<D3)」と入力して、結果を出力します。
「2022/12/11」は「2022/12/1」より前にはありませんが、「2022/12/10」よりも後になるため条件が成立しています。ですので、結果に「TRUE」が出力されました。IF関数を比較演算子と組み合わせる
画像の例では、日付1の「2022/12/1」が日付2の「2022/12/10」以内であるかどうかを確認しています。B6セルに「=IF(B3<=C3,"期限内","期限オーバー")」と入力して出力を行います。
「2022/12/1」は「2022/12/10」以内なので、結果は「期限内」と出力されました。
この数式で日付1の内容を「2022/12/11」にしてみると、日付2の「2022/12/10」以内ではなくなってしまうため「期限オーバー」と結果が出力されます。
他にも、設定した期間に近いかどうかなども出力させることができます。画像の例ではB6セルに「=IF(B3<=C3-5,"余裕あり","残り5日以内"」と入力して、日付1の「2022/12/9」が「2022/12/10」から5日より前であれば「余裕あり」・5日以内であれば「残り5日以内」と出力するように指定しています。
「2022/12/9」は「2022/12/10」から5日以内なので、結果は「残り5日以内」と出力されました。このように、IF関数を組み合わせればTRUEやFALSEの代わりにメッセージを表示させることができるので具体的な結果が分かりやすくなります。タスクスケジュールを行う場合などは、この方法で日付の比較を行うと便利ですよ。