Windows10でwgetの代替でおすすめの方法3選をご紹介!

Windows10でwgetの代替でおすすめの方法3選をご紹介!

Linuxで使う機会の多いwgetですが、Windows10にはwgetがありません。ですが、wgetの代替になる方法がいくつか用意されているため、全く使えないわけではありません。そこで今回はWindows10でwgetの代替になる方法を3つ紹介していきます。


目次[非表示]

  1. コマンドのwgetとは?
  2. Windows10でwgetの代替でおすすめの方法3選

コマンドのwgetとは?

Linuxでは馴染み深いwgetコマンドをご存知の方は多いかと思います。

あらゆるファイルをネット上から入手するのに非常に役立つコマンドですが、初期状態のWindows10では使用することができません。

Windows10はコマンド操作が頻繁に必要になるOSではないからか、wgetなどLinuxによくあるコマンドが用意されていないのです。

ですが、あくまで初期状態のWindows10で使えないだけであって、まったく利用できない訳ではありません。

今回はWindows10でwgetを使う・代わりになるものを紹介していきます。

Windows10でwgetの代替でおすすめの方法3選

Windows10でlinuxのwgetの代わりになるものはたくさんありますが、その中でも使いやすいものを3つ紹介します。

Wget for Windows

「Wget for Windows」を導入することで、Windows10でもwgwtコマンドが使えます。

この方法であればwgetコマンドを追加できるため、どうしてもwgetコマンドでないと困るという方にはお勧めできる方法です。

まずはこちらの公式サイトにアクセスしてください。

Wget for Windows - 公式サイト
「Binaries」と「Dependencies」があるので、それぞれ右にある[zip]
下の方に「Binaries」と「Dependencies」があるので、それぞれ右にある[zip]をクリックしてwget for windowsをダウンロードしてください。

ダウンロードが完了したら二つとも好きな場所で解凍します。
Cドライブ直下にtoolsフォルダ
解凍したら、Cドライブ直下にtoolsフォルダを作りましょう。

フォルダ名に制約はありませんので、好きな名前にして問題ありません。

「wget-1.11.4-1-binin」の中にある「wget.exe」を先ほど作成したtoolsフォルダにコピー
「wget-1.11.4-1-binin」の中にある「wget.exe」を先ほど作成したtoolsフォルダにコピーします。
「wget-1.11.4-1-depin」のなかにある4つのDLLファイルをtoolsフォルダにコピー
次に「wget-1.11.4-1-depin」のなかにある4つのDLLファイルをtoolsフォルダにコピーしてください。

これでwgetコマンドを使うことが出来ますが、現時点ではtoolsフォルダ内でしか使うことが出来ず、かなり不便であるためもう少し設定を変更します。

タスクバーの検索ボックスに「環境変数」と入力したらでてくる「環境変数を編集」を選択
次はタスクバーの検索ボックスに「環境変数」と入力したらでてくる「環境変数を編集」を選択します。
「Path」を選択して[編集]
この中の「Path」を選択して[編集]を押してください。
画面右上の[新規]をクリックして「C: tools」を追加
表示された画面右上の[新規]をクリックして「C: tools」を追加します。

追加したら[OK]を押して環境変数の設定画面を閉じてください。

コマンドプロンプトで「wget」と入力
この状態でコマンドプロンプトで「wget」と入力してみましょう。正しくwgetコマンドが実行されるはずです。

今回はダウンロード先URLを指定していないので簡単な使い方のみ表示されていますが、URL を入力するとちゃんとファイルがダウンロードされるようになっています。

wgetコマンドを使いたい場合はこの方法をとるようにしましょう。

bitsadmin

実は「Wget for Windows」を使わなくても、はじめからwgetの代わりになるコマンドが用意されています。

それが「bitsadmin」で、wgetと比べると少しコマンドが複雑ではあるもののしっかりダウンロードすることは可能です。

使い方は以下の通り。

bitsadmin.exe /TRANSFER <ジョブ名> <リモートURL> <ダウンロード先>

例えば「sample.com/file.zip」を「C:download」に保存したい場合は以下のように記述します。

bitsadmin.exe /TRANSFER htmldl https://sample.com/file.zip C:\download\file.zip

少し入力する項目が多いので、使い勝手はwgetより悪いでしょう。もっと気軽に使いたい場合は「Wget for Windows」をお勧めします。

aria2

aria2.exeをダウンロードして好きなフォルダに配置するだけで使えるwget代替コマンドです。

使い方はかなりシンプルで、ダウンロードしたいURLをコマンド引数として与えるだけです。

aria2 https://IpAddress/resource/out.html

手軽さはwgetと肩を並べられるため、wgetよりaria2の方がタイピングしやすいという場合はこちらの方がいいかもしれません。


ちなみに、どの方法をとったとしても保存先はデフォルトだとコマンドプロンプト上のカレントディレクトリになります。保存先を変更したい場合は各種ヘルプに記載されている方法で指定してください。

ほかにもwget-goやcurlといった方法がありますが、少々準備が面倒ですので、上記3つのどれかの方法を活用するといいでしょう。


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