Windows10のhostsファイルの場所と書き方を紹介!

Windows10のhostsファイルの場所と書き方を紹介!

Windows10には、hostsファイルというものがあります。一般ユーザーがhostsファイルに触れることはそうありませんが、特定のユーザーは編集したいと思うことがあります。当記事では、Windows10のhostsファイルの場所と書き方をご紹介しています。


目次[非表示]

  1. hostsファイルとは?
  2. Windows10のhostsファイルの場所は?
  3. hostsファイルの編集方法と書き方

hostsファイルとは?

hostsファイル
Windows・macOS・Linuxなどのパソコンには、「hosts」ファイルというファイルがあります。hostsファイルは(ホスツファイル)と呼び、IPアドレスやドメイン名の一覧をこのファイルで管理しています。

現在のIPアドレス・ドメイン名の相互変換はDNS(Domain Name System)によって行われていますが、DNSが作成される以前はhostsファイルにIPアドレスとドメイン名を保存していました。ですので一般のユーザーがhostsファイルの書き換えを行うことはほぼないのですが、サーバー運用を行うためにテスト用のドメインでアクセスしてみる・DNSエラーが起きているけどWebサイトのIPアドレスは分かっているのでアクセスしたいといった理由でhostsファイルを書き換えたいというユーザーもいらっしゃるかと思います。

この記事では、Windows10のhostsファイルの場所と書き方を紹介していきます。

Windows10のhostsファイルの場所は?

Windows10のhostsファイルの場所は「C:\Windows\System32\drivers\etc\hosts」となります。ちなみに、Windows8・Windows7・Windows Vistaなど過去のバージョンのOSでもhostsファイルは同じ場所に用意されています。

hostsファイルの編集方法と書き方

hostsファイルを編集するために必要な手順

それでは、hostsファイルの編集方法と書き方を説明します。hostsファイルはテキストエディタで編集できるのですが、編集するためには管理者権限でテキストエディタを起動する必要があります。当記事では、メモ帳を管理者権限で起動する方法を説明します。

スタートメニューを開き、「すべてのアプリ」から「Windowsアクセサリ」フォルダを展開→「メモ帳」を右クリックして「その他」→「管理者として実行」をクリック
デスクトップ画面左下のスタートボタンをクリックしてスタートメニューを開き、「すべてのアプリ」から「Windowsアクセサリ」フォルダを展開します。「メモ帳」を右クリックして「その他」→「管理者として実行」をクリックしてメモ帳を起動しましょう。
「ファイル」→「開く」でhostsファイルを開く
メモ帳が表示されたら、ウィンドウ上部「ファイル」→「開く」でhostsファイルを開きましょう。
hostsファイル
これで、hostsファイルが開きます。

hostsファイルの設定・編集方法

hostsファイルには、IPアドレスとアドレス名を1行ごとに編集することが可能です。「IPアドレス(SpaceキーかTabキーで空白を作る)ホスト名」の形式でIPアドレス・アドレス名を記述しましょう。

例:111.111.1.1  test.com

hostsファイルを設定する上での注意点

hostsファイルでIPアドレスとアドレス名記述を行った場合、DNSが正常に動作していてもhostsファイルを先に参照するようになります。なので、hostsファイルに記述したことを忘れていて、サーバー管理を行った際にDNSを設定してもエラーが起きてしまう…というミスをやってしまうこともありがちです。

また、マルウェアやウイルスによる攻撃に合ってしまいhostsファイルが改ざんされると、Webサイトにアクセスした際に偽物のWebサイトに誘導されてしまうこともあります。もしWebサイトの様子がおかしいと感じたら、hostsファイルを確認してみましょう。


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