hiberfil.sys・pagefile.sysの削除方法を紹介!

hiberfil.sys・pagefile.sysの削除方法を紹介!

WindowsPCのCドライブには、「hiberfil.sys」・「pagefile.sys」などのファイルサイズが膨大なファイルがあることをご存知でしょうか?この記事では、hiberfil.sys・pagefile.sysの削除方法をご紹介しています。


目次[非表示]

  1. hiberfil.sys・pagefile.sysとは?
  2. hiberfil.sys・pagefile.sysは削除して大丈夫?
  3. hiberfil.sys・pagefile.sysの削除方法

hiberfil.sys・pagefile.sysとは?

Windowsのパソコンで、Cドライブ(システムドライブ)が何故か圧迫されているけど原因が分からないといったケースに遭遇したことはありませんか?Cドライブ圧迫の原因となる、膨大なデータ使用量になりやすいファイルが「hiberfil.sys」と「pagefile.sys」の2つのファイルです。これらのファイルの場所ですが、Cドライブの直下に保存されています。

「表示」タブの「保護されたオペレーティング・システムファイルを表示しない(推奨)」フォルダーオプションののチェックボックス

「hiberfil.sys」と「pagefile.sys」は保護されたオペレーティングシステムファイルなので、通常では確認できません。確認するには、エクスプローラーのウィンドウ上部「ファイル」メニューの「フォルダーと検索オプションの変更」からフォルダーオプションを開き、「表示」タブの「保護されたオペレーティング・システムファイルを表示しない(推奨)」のチェックボックスをオフにしましょう。警告が表示されますが、「はい」をクリックすればチェックが外れます。あとは「OK」をクリックして終了することで、システムファイルが表示されるようになります。

この方法で「hiberfil.sys」と「pagefile.sys」のファイルサイズを確認すると、数GBほどの大きなサイズになっていることがほとんどです。これらのファイルがどういったものなのかを説明します。

「hiberfil.sys」はハイバネーションファイルというもので、Windowsをスリープや休止状態にするときに、メモリの中にあるデータをHDDなどのストレージ内に一時的に保存しておくファイルとなっています。

「pagefile.sys」はページファイルというもので、メモリの容量がいっぱいになってしまった際にHDDなどのストレージを仮想メモリとして使用するための領域です。

hiberfil.sys・pagefile.sysは削除して大丈夫?

hiberfil.sysとpagefile.sysが容量を食っているためにこれらのファイルを削除したいと考えるユーザーは少なくないと思います。hiberfil.sysとpagefile.sysは、特定の方法で削除することができますよ。ただし、機能を完全に無効化しないとまたファイルが作成されてしまう点には注意しましょう。

hiberfil.sys・pagefile.sysの削除方法

それでは、hiberfil.sys・pagefile.sysの削除方法を説明します。

スタートメニューを開き、「すべてのアプリ」から「Windowsシステムツール」フォルダを展開→「コマンドプロンプト」を右クリックして「管理者として実行」をクリック
まずはhiberfil.sysの削除方法を説明します。デスクトップ画面左下のスタートボタンをクリックしてスタートメニューを開き、「すべてのアプリ」から「Windowsシステムツール」フォルダを展開します。「コマンドプロンプト」を右クリックして「管理者として実行」から起動しましょう。
コマンドプロンプトでコマンド「powercfg.exe -h off」を入力してEnter
コマンドプロンプトが管理者権限で起動するので、コマンド「powercfg.exe -h off」を入力してEnterキーを押しましょう。これで休止状態が無効化されます。あとはWindowsを再起動すれば、hiberfil.sysが削除されていることが確認できます。

この方法を使うと休止状態も使用できなくなるという点には注意が必要です。もし休止状態を有効にしたい場合は、コマンドプロンプトを管理者権限で開いてコマンド「powercfg.exe -h on」を実行すればOKです。

「Windowsキー+Xキー」の同時押しでアドバンスドメニューを開き、「システム」をクリック
次に、pagefile.sysの削除方法です。「Windowsキー+Xキー」の同時押しでアドバンスドメニューを開き、「システム」をクリックしましょう。
関連設定の「システム情報」をクリック
設定画面が表示されるので下方向にスクロールして、関連設定の「システム情報」をクリックしましょう。
「システムの詳細設定」をクリック
システムのウィンドウが開くので、「システムの詳細設定」をクリックしましょう。
システムのプロパティの「詳細設定」タブの「パフォーマンス」→「設定」をクリック
システムのプロパティが表示されます。「詳細設定」タブの「パフォーマンス」→「設定」をクリックしましょう。
「詳細設定」タブの「仮想メモリ」→「変更」をクリック
パフォーマンスオプションが開くので、「詳細設定」タブの「仮想メモリ」→「変更」をクリックしましょう。
仮想メモリウィンドウで仮想メモリを無効化する
仮想メモリウィンドウが開くので、「すべてのドライブのページングファイルのサイズを自動的に管理する」のチェックを外し、Cドライブ(システムドライブ)を選択したら「ページングファイルなし」を選択して「OK」をクリックしましょう。これで、仮想メモリが無効化されますよ。

仮想メモリはメモリ搭載量が多いパソコンなら無効化しても問題ありませんが、メモリ搭載量の少ないパソコンで動作が重くなってしまった場合は再度有効にしたほうがいいでしょう。

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