SlackとTrelloを連携させるメリットとは?
SlackはZoomやGoogle Driveなど様々なサービスと連携することができますが、その中にTrelloというチーム内のタスク管理・ToDoリスト作成に便利なサービスと連携することができます。
SlackにもToDoリスト作成に応用できる機能がありますが、機能面が乏しくSlack公式のヘルプセンターでも外部のサードパーティ製アプリ・サービスを利用する方法を紹介しているほどです。
そんなタスク管理に役立つTrelloとSlackを連携させるメリットをいくつか見ていきましょう。
タスク管理・ToDoリスト管理がしやすくなる
Slackの機能だけでタスク管理をすることは非効率で難しいですが、Trelloはタスク管理・ToDoリスト管理に特化したサービスなので、上手に組み合わせれば仕事で溜まっていくタスクなどをカンタンに管理できます。
Trelloはタスクごとに期限を設定することも出来るのでリマインダーとしても機能します。そのため期限さえ設定しておけば催促メールなどを送信する必要もなくなるでしょう。
チャットツールとタスクツールを分離できる
Slackはビジネス向けに作られたチャットツールとはいえ、タスク管理機能が優れているかと言うとそうではありません。
代わりに他のサービスと連携する機能に優れており、その中に含まれているTrelloを使用することでタスク管理効率を高めることができます。
Trelloにアクセスせずタスクを追加できる
Trelloを使ってタスク管理を行い、社内でのやり取りはSlackで行なっている形式の場合、タスクを追加するためにTrelloにアクセスしなければなりません。
ですがSlackと連携することでSlackからTrelloに対してタスクを追加することができます。
SlackからTrelloにタスクを追加した場合、その作業がチャットとしてSlackに残るので、チャットさえ見ればタスクの追加漏れにすぐ気づけます。なんのタスクが追加されたのかもわかるので、チャットのやり取りとタスク管理を効率的に行なえます。
SlackとTrelloを連携させる方法
それではSlackとTrelloを連携させる方法を見ていきましょう。
事前準備
SlackとTrelloを連携させる前に、いくつかやっておかなければならないことがあります。
- Slackアカウント・Trelloアカウントの作成
- Trelloを導入するSlackワークスペースの作成
- Slackと連携するTrelloチームの作成
連携の流れ
Slackで外部のサービスと連携する際は必ずワークスペース単位で行います。複数のワークスペースに導入する場合はワークスペースごとに同じ手順で連携するようにしてください。
次に左メニューの[Add apps]をクリックします。
検索せずアプリ一覧をスクロールしてTrelloを見つけることも可能です。
Trelloの紹介を簡単に見たら[Slackに追加する]をクリック。
これでSlackとTrelloとの連携が完了しました。
SlackとTrelloを連携させてできること
Slackと連携したTrelloの使い方を見ていきましょう。
Trelloをチャンネルに追加する
Trelloを連携した直後ではアプリごとに自動生成される専用チャンネルでしか利用できません。
これで指定したチャンネルでもTrelloを操作できるようになります。
ボードをチャンネルにリンクする
Trelloで管理するタスクやToDoリストはボード単位で管理されます。そのため、SlackでTrelloを使えるようにするにはチャンネルをリンクする必要があります。
チャンネルへのリンクは以下のコマンドで追加します。
/trello link ボードURL
ボードを追加した本人など、既にTrelloのチームに参加している方はクリックする必要はありません。
これでSlackからタスクの閲覧・作成などを行えるようになります。複数チャンネルある場合はそれぞれ追加するようにしましょう。
タスク追加
SlackとTrelloを連携させることで、これまでTrelloにアクセスしないと追加できなかったタスクをSlackから追加できるようになります。
以降、同様の手順でリンクするリストを変更しない限り、先程選択したリストが編集対象・通知対象になります。
この状態で以下のコマンドを送信するとカードを追加できます。
/trello add カード名(タスク名)
SlackからTrelloに通知する
何か個別に設定しなければならないことはありません。ただしTrello側でタスクを追加した場合、Slackには通知できない仕様であり、Trello・Slackともに有料プランに切り替えてもできないので注意してください。
SlackとTrelloの連携はあくまでSlackからTrelloを操作するためのアプリケーションと思っておくといいでしょう。