ExcelのIFS関数とは?使い方を紹介!

ExcelのIFS関数とは?使い方を紹介!

Microsoft Excelで使用できる関数の一つに「IFS関数」というものがあります。IFS関数は、複数の条件を指定して値を返すことのできる関数で、近年Excelに追加された関数となります。この記事では、ExcelのIFS関数の使い方をご紹介していきます。


目次[非表示]

  1. ExcelのIFS関数とは?
  2. ExcelのIFS関数の使い方

ExcelのIFS関数とは?

Microsoft Excelで使用できる関数の一つに「IFS関数」というものがあります。IFS関数は論理関数の一つで、条件を満たすかどうかを確認して値の真偽(TRUE・FALSE)を返すといった条件に合う値を返す関数ですよ。この記事では、ExcelのIFS関数の使い方をご紹介していきます。

ExcelのIFS関数の使い方

それでは、ExcelのIFS関数の使い方を説明していきます。まず最初に注意しなければならない点として、IFS関数は近年使用可能になった関数です。ですので、Microsoft Office 2019以上のバージョンもしくはOffice 365でなければ使用できないということを覚えておきましょう。例外として、Office 2016の場合でもOffice 365に加入していれば使用可能です。

 

IFS関数の数式は、「=IFS(論理式1,値が真の場合1,[論理式2,値が真の場合2],…)」となっています。第1引数の「論理式1」で条件を指定します。論理式では条件指定の際に、比較演算子を使用することができます。第2引数の「値が真の場合1」で条件に合致した際の動作を指定します。文字列を指定する場合は、「"(ダブルクォーテーション)」で文字列を囲みましょう。「"例"」のような形で大丈夫です。続けて条件を指定する場合は、数式で続けて指定を行っていきましょう。

C列に結果を表示したい
それでは、IFS関数の使い方を説明します。画像の例で、B列の点数の数値によってC列に結果を表示するために、IFS関数を使用します。
C2セルに「=IFS(B2>=80,"Grade=S",B2>=60,"Grade=A",B2<=59,"Grade=B")」と入力
まずはC2セルに「=IFS(B2>=80,"Grade=S",B2>=60,"Grade=A",B2<=59,"Grade=B")」と入力します。「B2>=80,"Grade=S"」の部分が値が真の場合1で、ここで80以上の数値を指定しています。「B2>=60,"Grade=A"」の部分が値が真の場合2で、ここは60以上の数値を指定しています。

「B2<=59,"Grade=B")」が値が真の数3で、59以下の場合を指定しています。

C2セルを選択しフィルハンドルを下方向にドラッグ
これで、入力したIFS関数の式に従って結果が表示されます。あとはC2セルを選択した状態でセルの右下に表示されるフィルハンドルを下方向にドラッグして、他のセルにもIFS関数を適用することで結果を出力することができますよ。

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