hostsファイルとは?
現在のIPアドレス・ドメイン名の相互変換はDNS(Domain Name System)によって行われていますが、DNSが作成される以前はhostsファイルにIPアドレスとドメイン名を保存していました。一般のユーザーがhostsファイルの書き換えを行うことはほぼないのですが、サーバー運用を行うためにテスト用のドメインでアクセスしてみる・DNSエラーが起きているけどWebサイトのIPアドレスは分かっているのでアクセスしたいといった理由でhostsファイルを書き換えたいというユーザーの方もいらっしゃるかと思います。この記事では、Windows11のhostsファイルの場所と書き方を紹介していきます。
Windows11でhostsファイルの場所は?
Windows11のhostsファイルの書き方
それでは、Windows11のhostsファイルの編集方法と書き方を説明します。hostsファイルはメモ帳などのテキストエディタで編集できるのですが、編集するためには管理者権限でテキストエディタを起動する必要があります。
hostsファイルでは、1行ごとにIPアドレスとアドレス名を編集することが可能です。「IPアドレス(SpaceキーorTabキーで空白を作る)ホスト名」の形式でIPアドレス・アドレス名を記述しましょう。「例:111.111.1.1 test.com」
hostsファイルの注意点ですが、IPアドレスとアドレス名記述を行った場合、DNSが正常に動作していてもhostsファイルを先に参照するようになります。なので、hostsファイルに記述したことを忘れていて、サーバー管理を行った際にDNSを設定してもエラーが起きてしまう…というミスが起きることもあります。
また、マルウェアやウイルスによる攻撃に遭ってしまいhostsファイルが改ざんされると、Webサイトにアクセスした際に偽物のWebサイトに誘導されてしまうこともあります。もしWebサイトが怪しいと感じたら、hostsファイルを確認してみましょう。