Wordの文書でルビを振ると、名簿などの難しい特殊な漢字や英単語が誰でも読めて意味が分かりやすくなります。また、マニュアルや教材などの資料でも使えます。
これから、ビジネス文書で読む側に親切な配慮となる、ワードの文書中でルビの振り方をご紹介します。
Wordのルビの振り方
ここで、ワードでいくつかあるルビの振り方をご紹介します。
通常でのルビの振り方、ショートカットキー、カタカナのルビです。
順にご覧ください。
通常でのルビの振り方
通常ではルビ振りはとても簡単です。
ルビはこのような方法で表示されます。
文字を選択し、ホームタブのフォントグループにある、「ルビ」のボタンをクリックします。
ショートカット
ショートカットキーでルビのダイアログボックスを開きます。
「Alt」を押して「H」を押すと、上にアルファベットが表示されます。
ルビの上にある、「F」と「R」を続けて押します。
ルビのダイアログボックスが現れ、設定できます。
他にもショートカットキーで()を表示させたり、一括で表示する方法もあります。
この先の「その他便利なWordのルビの振り方」で説明しています。
カタカナでのルビ
ルビをカタカナで入力表示させたい場合の方法です。
最初に、ルビを振りたい文字を選択します。
次に、ルビのボタンをクリックし、ダイアログボックスを開きます。
ダイアログボックスでは、自動でひらがなのルビが表示されています。
それを、カタカナへ変更しましょう。
ダイアログボックスでカタカナを入力すると、カタカナでルビが表示されます。
カタカナは「F7」キーでも変換できます。
同じようにして、英単語にもカタカナでルビを振れます。
カタカナも簡単に入力してルビを振れます。
英単語など活用例は多くあるので、使えると便利な機能です。
その他便利なWordのルビの振り方
その他の便利なルビの振り方にはいくつか方法があります。
自動でルビを振る方法、(括弧)を入力する方法、一括で入力、一括でひらがなからカタカナへ返還する方法、こちらを順に取り上げます。
自動でルビを振る方法
ルビは自動と手動があります。
通常は自動でルビが振られます。
自動で入力された読み仮名を変更したい場合、手動で入力し直します。
ふりがなを振りたい文字を選択します。
次に、ホームのフォントグループにある「ルビ」をクリックします。
自動で振り仮名が表示されます。
漢字とふりがなが合っていることを確認して「OK」を押します。
文字にルビが振られました。
自動でルビが振られました。
ルビをいくつか振りたい箇所だけの場合に役立つ機能です。
それに加えて、括弧を入力する方法があります。
ルビで括弧を入力する方法
ルビで(括弧)をつけたい時には、ダイアログボックスで全角の()を入力できます。
半角の(括弧)の入力方法はこちらです。
ルビを振りたい文字を選択しておきます。
「Alt」と「F9」を押して、フィールドコートを表示させます。
「東京」という文字を選択後、フィールドコートを表示させた例です。
「とうきょうと」に(括弧)がありますが、その内側にさらに半角で()を入力します。
「((とうきょうと))」とします。
その後、{WQ…から後の「\*jc2」を削除します。
それから再び「Alt」と「F9」を押すと、括弧のルビが振られます。
[東京都]
他の土地名などもこのように括弧でルビを振ることができます。
ルビに括弧をつけたい時は、この方法を活用しましょう。
括弧をつけるのは特殊な場合が多くありますが、そんな時でもフィールドコートで簡単に入力できます。
一括でルビを振る方法
文書中の同じ文字に同じルビを振りたい場合に便利な機能です。
同じ文字に一括でルビを振ります。
ルビを振る文字を選択しておきます。
ルビのダイアログボックスで、ふりがなを確認後、「すべて変更」をクリックします。
ルビの変更確認が表示されるので、「すべて変更」をクリックします。
一括でルビが振られました。
このように、ダイアログボックスですべて変更に設定すると、ルビを振りたい同じ文字が検索され、自動で一括してふりがなが振られます。
一括でルビのひらがな⇔カタカナ変換する方法
ここで、ルビをひらがなからカタカナへ、またその逆へ一括して変換する方法をご紹介します。
ダイアログボックスで
文字を選択して、ルビのボタンを押します。
ダイアログボックスが表示されます。
文字を選択します。
出張のルビが「シュッチョウ」とカタカナになっているとします。
それを一括でひらがなにします。
ひらがなに「しゅっちょう」と入力し直して、「すべて適用」を押します。
ルビの変更で「すべて変更」を押します。
これで、文書中の出張という文字が自動で検索され、全てにひらがなのルビが適用されます。
フィールドコートで
文字を選択後、「Alt」と「F9」のフィールドコートを表示させて一括して変更もできます。
まず、フィールドコートを表示させます。
ホームタブの「高度な検索」をクリックします。
検索と地検の「検索する場所」で「メイン文書」を選びます。
文書中の同じ文字が選択されます。
その状態でダイアログボックスを閉じます。
選んだ文字が全て選択されている状態で、ホームタブのフォントグループにある
「文字種の変換」をクリックします。
カタカナ、ひらがなの選択ができます。
文書中の選択した文字が、ひらがな⇔カタカナに一括で変換できました。
まとめ
Wordでルビを振ると、文書が読みやすくなり、分からない感じや英単語も誰もが読めるように作成できます。
ぜひ、ワードでルビを活用していきましょう。
ルビを振ったときに行間が広がってしまう問題の解決策はこちら↓をご覧ください。