Excelで「0」を非表示にしたい時
Excelでは表計算を多く行いますが、データ量の多い表を作成した時に「0」が表示されていると見づらい印象を受けたことはありませんか。
このようにセル内の値「0」を表示しないで、空欄として見せる方法をご紹介します。
Excelで「0」を非表示にする方法
セル内の0を消すのではなく、0を非表示にして空欄に見せる方法をご紹介します。
まとめて0を非表示にする
この方法では一括で0を非表示にすることができるので、とても簡単です。WindowsとMacで若干やり方が異なりますので、それぞれ分けてご紹介します。
Windowsの場合
Macの場合
範囲を指定し0を非表示にする
0の非表示設定をしたい範囲が限られている場合は、これからご紹介するどちらかの方法を使用してください。
書式設定を使用
ユーザー定義に設定するのは「G/標準;G/標準;;G/標準」でも0の非表示が可能です。
※この意味としては、セミコロンで区切って【正の数の書式;負の数の書式;ゼロの書式;文字列の書式】と4つの書式を設定しています。今回の場合、正の数の書式・負の数の書式・文字列の書式→標準書式、ゼロの書式→指定なしと設定することになります。
条件付き書式を使用
関数を追記して0を非表示にする
以下のようにIF関数を使って、数式の値が0の場合空欄にすることもできます。
=IF(B4*C4=0,"",B4*C4)
IF関数の機能を追記したセルを、オートフィル機能を使って一気にコピーすれば、簡単に0を非表示にする設定を反映させることができます。
まとめ
ご紹介してきた内容をまとめると、0を非表示にするには以下のような方法があります。状況に応じて使い分けることができるので、ぜひ使ってみてください。
一括で0を非表示にする
[Windows]
ファイルタブのオプション>詳細設定>ゼロ値のセルにゼロを表示するのチェックを外す
[Mac]
Excelタブ>環境設定>表示>ゼロ表示のチェックを外す
範囲を指定して0を非表示にする
- セルの範囲を指定し右クリック>セルの書式設定>表示形式タブ>ユーザー定義>種類に「#」を入力
- セルの範囲を指定しホームタブ>条件付き書式>セルの強調表示ルール>「指定の値を含むセルだけを書式設定」「セルの値」「次の値に等しい」を選択して0を記入>ユーザー設定の書式>文字色を白に設定
関数を追記して0を非表示にする
「=IF(B4*C4=0,"",B4*C4)」のように、数式が0の場合空欄にするというIF関数を使用