VLCで音ズレを直す方法
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何かしらの動画をVLCで再生すると音ズレが発生してしまうことがあります。
音ズレはリズムゲームの動画や字幕がある動画だとかなり気になってしまうでしょう。
ですが、VLCメディアプレイヤーには音ズレを直すことができる機能が用意されています。
自動で音ズレが補正されることはありませんが、その機能を使うことで音ズレをなくすことができます。
その機能を使った方法を含めて、音ズレを直す方法を紹介します。
① 動画を開き直す
VLCメディアプレーヤー で動画を開く際に何らかの理由で処理落ちが発生した場合、その影響で動画に問題がないにも関わらず音ズレが発生してしまうこともあります。
ですので、もし音ズレが発生した場合ははじめに動画を開きなおしてみてください。
動画を開き直すだけで直った場合は特に問題ありません。
② オーディオトラックの同期化機能を使う
動画を開きなおしても直らなかった場合はVLCメディアプレーヤーに備わっているオーディオトラックの同期化機能を使いましょう。
オーディオトラックの同期が機能を使うには以下の手順で行います。
![動画ファイルを開いた状態で上部メニューの[ツール]->[トラックの同期化]を選択](http://cdn2.aprico-media.com/production/imgs/images/000/037/401/original.png?1565075958)
動画の音声の再生タイミングをずらすことができる「オーディオトラックの同期化」という項目があるので、その数値を調整します。
この設定の使い方は、音が遅れている場合はこの数値をマイナス方向に調整し、音が早い場合はこの数値をプラス方向に調整してください。
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③ 編集ソフトを使ってズレを直す
オーディオトラックの同期化でなぜか直らない、動画そのものの音ズレを直したい場合はVLCメディアプレーヤーでは力不足です。
その場合はなにかしらの他の編集ソフトを使って音ズレを直すようにしてください。
無料でもAviUtlといった優秀な動画編集ソフトが存在するのでそれらを使用すると良いでしょう。
まとめ
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VLCメディアプレイヤーはあくまで動画プレイヤーであって、動画編集ソフトでありません。
そのため、動画の音ズレを補正した状態で再生することはできても、動画そのものの音ズレを直すことはできません。
そのため、オーディオトラックの同期化機能を使ってVLCメディアプレーヤーでは音ズレすることなく再生できたとしても、他の動画プレイヤーでは音ズレが発生することになります。
完全に動画の音ズレを直したい場合は動画編集ソフトを使って、音ズレを修正した上でエンコードをかけるようにしましょう。