「このコンピュータ上で1つ以上のネットワークプロトコルが不足しています」の対処法!

「このコンピュータ上で1つ以上のネットワークプロトコルが不足しています」の対処法!

Windows10で、このコンピュータ上で1つ以上のネットワークプロトコルが不足していますとエラーが発生してしまうことがあります。この記事では、Windows10でこのコンピュータ上で1つ以上のネットワークプロトコルが不足していますの対処法を紹介しています。


目次[非表示]

  1. Windows10で「このコンピュータ上で1つ以上のネットワークプロトコルが不足しています」と表示される問題
  2. Windows10で「このコンピュータ上で1つ以上のネットワークプロトコルが不足しています」と表示される問題の対処法

Windows10で「このコンピュータ上で1つ以上のネットワークプロトコルが不足しています」と表示される問題

Windows10のパソコンを使っていると、何故かいきなりインターネットに繋がらなくなってしまう症状が発生することがあります。Windows7・Windows8からWindows10へのアップデートを行ったパソコンでの発生報告が多く、パソコンを起動してからある程度の時間が経過するとWiFiが切断されてしまうといった症状が頻発します。

ネットワークプロトコルとは、インターネットにおいてデータ通信を行うための手順・規約の集合のことです。つまりネットワークプロトコルが不足しているということは、インターネット接続が行えなくなるということです。

この状態で「問題のトラブルシューティング」を見てみると、「このコンピュータ上で1つ以上のネットワークプロトコルが不足しています」「ネットワーク接続に必要なWindows ソケット レジストリエントリが不足しています。」「デフォルトゲートウェイは使用できません」「ワイヤレスアダプターまたはアクセスポイントに関する問題」「このコンピューターでWindowsワイヤレスサービスが実行されていません」といったエラーメッセージが表示されます。

この症状が起きてしまうとインターネットに安定して接続できなくなってしまうため、非常に困ってしまいます。

そこで当記事では、Windows10で「このコンピュータ上で1つ以上のネットワークプロトコルが不足しています」と表示される問題の対処法をご紹介していきます。

Windows10で「このコンピュータ上で1つ以上のネットワークプロトコルが不足しています」と表示される問題の対処法

それでは、Windows10で「このコンピュータ上で1つ以上のネットワークプロトコルが不足しています」と表示される問題の対処法を列挙して説明します。

アンチウイルスソフト・ファイアウォールを一時停止してみる

アンチウイルスソフトやファイアウォールが原因となって、インターネットの接続が切れてしまうこともあります。この場合は、アンチウイルスソフト・ファイアウォールを一時停止して数十分パソコンを動作させてみて、インターネット接続が切断されてしまうかどうか確認してみましょう。

ただし、アンチウイルスソフト・ファイアウォールを一時停止しているという事はセキュリティ面でリスクがあるという事なので、安全なサイト以外への接続は控えましょう。

有線LANケーブルで接続する

該当のエラーが発生してしまう原因は、無線LANでインターネット接続を行っていることです。ですので有線LANケーブルを接続できる環境であれば、有線LANケーブルを繋いでみてインターネットに接続してみましょう。

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ネットワークアダプタのドライバを更新してみる

ネットワークアダプタのドライバが破損していたり、古いせいでインターネット接続が途切れてしまうというケースもあります。この場合は、ネットワークアダプタのドライバを更新してみましょう。

「Windowsキー+Xキー」を同時押ししてアドバンスドメニューを表示させたら、「デバイスマネージャー」をクリック
「Windowsキー+Xキー」を同時押ししてアドバンスドメニューを表示させたら、「デバイスマネージャー」をクリックしましょう。
ネットワークアダプターを展開して、使用中のネットワークアダプターを右クリックして「デバイスのアンインストール」をクリック
ネットワークアダプターを展開して、使用中のネットワークアダプターを右クリックして「デバイスのアンインストール」をクリックしてアンインストールを行いましょう。

デバイスのアンインストールが完了したら、パソコンを再起動するとドライバの再インストールが自動で行われますよ。

NetBIOSを無効にしてみる

ネットワークアダプターのプロパティにあるNetBIOS設定によって該当のエラーが発生している可能性がある場合は、NetBIOSを無効にしてみましょう。

デスクトップ画面左下のスタートボタンをクリックしてスタートメニューを開き、「すべてのアプリ」から「Windowsシステムツール」フォルダを展開して「コントロールパネル」をクリック
デスクトップ画面左下のスタートボタンをクリックしてスタートメニューを開き、「すべてのアプリ」から「Windowsシステムツール」フォルダを展開して「コントロールパネル」をクリックしましょう。
コントロールパネルが表示されたら、「ネットワークとインターネット」をクリック
コントロールパネルが表示されたら、「ネットワークとインターネット」をクリックします。
ネットワークと共有センターをクリック
続いて、ネットワークと共有センターをクリックしましょう。
ネットワークと共有センターの一覧が表示されるので、左側メニューの「アダプターの設定の変更」をクリック
ネットワークと共有センターの一覧が表示されるので、左側メニューの「アダプターの設定の変更」をクリックします。
使用中のネットワークアダプターを右クリックして開き、「プロパティ」をクリック
ネットワークアダプター一覧が表示されるので、使用中のネットワークアダプターを右クリックして開き、「プロパティ」をクリックしましょう。
「この接続は次の項目を使用します」一覧から「インターネットプロトコルバージョン4(TCP/IPv4)」を選択してから「プロパティ」をクリック
ネットワークアダプターのプロパティが表示されるので、「この接続は次の項目を使用します」一覧から「インターネットプロトコルバージョン4(TCP/IPv4)」を選択してから「プロパティ」をクリックしましょう。
インターネットプロトコルバージョン4(TCP/IPv4)のプロパティが表示されるので、ウィンドウ下部の「詳細設定」をクリック
インターネットプロトコルバージョン4(TCP/IPv4)のプロパティが表示されるので、ウィンドウ下部の「詳細設定」をクリックしましょう。
NetBIOS設定の「NetBIOS over TCP/IPを無効にする」をクリックして選択したら「OK」をクリック
TCP/IPの詳細設定が開くので「WINS」タブをクリックして開き、NetBIOS設定の「NetBIOS over TCP/IPを無効にする」をクリックして選択したら「OK」をクリックして設定を完了しましょう。

設定完了後に、パソコンを再起動して症状が現れないかどうか確かめてみましょう。

DNSサーバーを変更する

DNSサーバーが原因でインターネット接続が途切れてしまう場合は、別のDNSサーバーへの接続を試してみましょう。

「この接続は次の項目を使用します」一覧から「インターネットプロトコルバージョン4(TCP/IPv4)」を選択してから「プロパティ」をクリック
ネットワークアダプター一覧から使用しているネットワークアダプターのプロパティを開き、「この接続は次の項目を使用します」一覧から「インターネットプロトコルバージョン4(TCP/IPv4)」を選択してから「プロパティ」をクリックしましょう。
インターネットプロトコルバージョン4(TCP/IPv4)のプロパティが表示されたら、「IPアドレスを自動的に取得する」のボタンがオンになっていることを確認
インターネットプロトコルバージョン4(TCP/IPv4)のプロパティが表示されたら、「IPアドレスを自動的に取得する」のボタンがオンになっていることを確認します。

そして、「次のDNSサーバーのアドレスを使う」のボタンをオンにして、「優先DNSサーバー」を「8.8.8.8」・代替DNSサーバーを「8.8.4.4」に設定して「OK」をクリックして設定を完了したら、パソコンを再起動して症状が現れないかどうか確認しましょう。

ちなみに、使用しているDNSサーバーはGoogleのものになります。接続できるようになったけど別のDNSサーバーが使いたいという場合は、新しいDNSサーバーのアドレスを入力してみてください。

Ipconfigコマンドライン ツールで古いデータを除去する

コマンドプロンプトから、コマンドを入力して問題のあるデータを除去することで症状を改善する方法もあります。

「コマンドプロンプト」を右クリックして「管理者として実行」をクリック
デスクトップ画面左下のスタートボタンをクリックしてスタートメニューを開き、「すべてのアプリ」から「Windowsシステムツール」フォルダを展開します。「コマンドプロンプト」を右クリックして「管理者として実行」をクリックしましょう。

コマンドプロンプトが起動したら、下記コマンドを一行ずつ入力してEnterキーを押して実行を繰り返し、「ipconfig /renew」コマンドまで完了したらパソコンを再起動して症状が現れないかどうか確認してみましょう。

netcfg -d
ipconfig /flushdns
ipconfig /registerdns
ipconfig /release
ipconfig /renew

IP設定をリセットしてみる

上記の方法でも症状が改善されない場合、IP設定をリセットしてみましょう。

「Windowsキー+Rキー」の同時押しで「ファイル名を指定して実行」を呼び出し、名前欄に「regedit」と入力して「OK」をクリック
「Windowsキー+Rキー」の同時押しで「ファイル名を指定して実行」を呼び出し、名前欄に「regedit」と入力して「OK」をクリックしましょう。

レジストリエディターが起動するので、以下のキーまで移動しましょう。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\Control\Nsi\{eb004a00-9b1a-11d4-9123-0050047759bc}\26
「26」キーに移動したら、右クリックして「アクセス許可」をクリック
「26」キーに移動したら、右クリックして「アクセス許可」をクリックしましょう。
「グループ名またはユーザー名」で「Everyone」を選択して、アクセス許可の「許可」チェックボックスで「フルコントロール」「読み取り」の2つをチェックして「OK」をクリック
アクセス許可ウィンドウが表示されるので、「グループ名またはユーザー名」で「Everyone」を選択して、アクセス許可の「許可」チェックボックスで「フルコントロール」「読み取り」の2つをチェックして「OK」をクリックしましょう。

続いてコマンドプロンプトを管理者として実行から起動して、「netsh int ip reset」とコマンドを入力してEnterキーを押し実行します。「いくつかの項目がリセットに成功しました。」と表示されたら、パソコンを再起動しましょう。


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