そもそも「DFUモード」とは?
今回はiPhone・iPadをDFUモードにして強制的に初期化する方法を紹介します。
しかしその前に「DFUモード」ってなに?という方のいらっしゃると思います。まずは「DFUモード」について解説します。
「DFUモード」とはDevice Firmware Updateの略でiPhone、iPadなどのOSを強制的に最新バージョンにアップデートします。
しかし「DFUモード」はApple非公式です。
「DFUモード」はiTunesを使って強制的に初期化できる機能です。「リカバリーモード」と似ていますが「DFUモード」とは違い「リカバリーモード」はAppleの公式です。
「DFUモード」は非公式の手法なので、もし何か問題が起きてもAppleからの保証を受けることができないというデメリットがあります。
まずは下記の記事で解説している「リカバリーモード」で試してください。「リカバリーモード」でできなかった方は今回紹介する「DFUモード」で対処してください。
iPhoneをDFUモードにする方法
それではiPhoneをDFUモードにする方法を解説します。
まずはその前にiTunesをインストールしているパソコンと、Lightningケーブルが必要になるので用意してください。
また、DFUモードの注意点として最新のiOSになる、本体の写真やLINEのデータなどが消える、iCloudを設定していた場合「アクティベーションロック」がかかるという注意点があるので注意してください。
準備ができたらiPhoneとパソコンをLightningケーブルで繋ぎ、iTunesを起動させます。先に起動していた方は1回閉じてから行ってください。
パソコンと初めてiPhoneを繋ぐ時、iPhoneに「このコンピュータを信頼しますか?」というメッセージが表示されるので「信頼」をタップして下さい。
ここからはiPhoneの機種ごとにやり方が違うので、機種に分けて解説します。
iPhone 8、X
- 電源がオンになっていることを確認します。
- 音量を上げるボタンを一瞬押します。
- 音量を下げるボタンを一瞬押します。
- 電源ボタンを10秒ぐらい押します。
- 画面が暗転し、真っ黒になったら電源ボタンを押し続けた状態で音量を下げるボタンを5秒ほど押します。
- 電源ボタンは離してさらに音量を下げるボタンを10秒押し続けます。
iPhone 7
- 電源がオフになっていることを確認します。
- 電源ボタンを長押しして、電源をいれます。
- Appleのロゴマークが表示されたら、電源ボタンと音量を下げるボタンを同時に長押しします。
- 画面が暗転し、真っ黒になったら電源ボタンだけ離し、音量下げるボタンだけ押し続けます。
iPhone 6S 以前
- 電源がオフになっていることを確認します。
- 電源ボタンを長押しして、電源をいれます。
- Appleのロゴマークが表示されたら、電源ボタンを押し続け同時にホームボタンを長押しします。
- 画面が暗転し真っ黒になったら、電源ボタンだけ離し、ホームボタンは押し続けます。
DFUモードになっているか確認する方法
これで本当にDFUモードになっているの?と不安に思う方もいらっしゃると思います。そこでDFUモードになっているか確認するポイントを解説します。
まず1つ目は、DFUモードになっていればパソコンの画面に「iTunesはリカバリーモードのiPhoneを見つけました。」と表示されます。リカバリーモードとなっていますが、DFUモードになっているので安心してください。
2つ目は、DFUモードになっていればiTunesでiPhoneのシリアル番号が「N/A」になっています。リカバリーモードになっている時はシリアル番号が表示されます。
3つ目は、DFUモードになっているとiPhoneの画面は真っ黒なままです。リカバリーモードならiPhoneの画面にiTunesのマークが表示されます。
iPhoneをDFUモードから解除・復元する方法
iPhoneをDFUモードから解除、復元する方法について解説します。iPhoneをパソコンとiTunesに接続したままiPhoneを強制再起動させてください。これだけでDFUモードを解除できます。
強制再起動をする方法は下記の記事で詳しく解説しています。ぜひ1度ご覧になってください。
まとめ
iPhone・iPadをDFUモードにして強制的に初期化する方法を紹介しました。DFUモードはリカバリーモードでは解決できない脱獄しているiPhoneなどにも有効です。ぜひお試しください。