Androidのマルチユーザー機能とは?
Androidにはマルチユーザーという機能を使えます。
かんたんにいうと、ユーザ毎にアカウントを振り分けてAndroidを使えるようにする機能で、各ユーザーのプライバシーが守られる仕組みです。
この記事では、
- マルチユーザー機能はどういったところで役立つのか
- どのバージョンのOSから使えるのか
- マルチユーザー機能の使い方
を解説しています。
マルチユーザー機能はこういう場面で使える
まずはマルチユーザー機能が役立つ場面を見ていきましょう。
友達に貸し出す時
一時的に友達に貸し出す時、アプリのデータや写真などを覗かれないために貸出用アカウントを作成したりゲストアカウントを用意することが可能です。
写真家アプリデータは全てユーザーアカウントごとに別々で管理されるため、勝手に見られることも触られることもありません。
案外見落としがちなブラウザの閲覧履歴・検索履歴を見られてしまう心配もないので、とても便利です。
家族で共有している時
兄弟で1つのAndroidを使っている場合など、家族で1つのAndroidを共有する場合にも役立ちます。
ユーザーごとにインストールしたアプリが別々で管理されるので、自分だけのホーム画面を作ることができ、下手に喧嘩することもなくなるでしょう。
他にも以下のメリットがあります。
- 1つのゲームを2人別々のデータで遊べる
- Googleアカウントも別々でログイン可能
- LINEやTwitterなどのSNS・連絡先も別々で管理できる
- 勝手にアプリを消される(アンインストールされる)ことがない
こういった身近なトラブルの元を全て排除できるので、マルチユーザー機能は家族で共有する場合において必須ともいえる機能でしょう。
プライベート用とビジネス用を分けたいとき
プライベートと仕事両方で同じAndroidを使っている場合、マルチユーザー機能を使って、個別に管理することができます。
マルチユーザー機能を使えば、
- 仕事に関係ない通知を除外できる(使用中ユーザーの通知のみ表示される)
- 仕事仲間に知られたくない情報を隠せる
- 仕事用に特化したホーム画面と遊び用に特化したホーム画面別々に作り、やりたいことに集中できる。
ビジネス用アカウントではゲームなど仕事に関係ないものはインストールせず、そういった娯楽系は全てプライベート用アカウントで管理すると言ったことが可能です。
対応機種・対応OS
マルチユーザー機能は、Android OS 5.0以上のほとんどのAndroidが対応しています。
ですが、一部のメーカーのマルチユーザー機能に対応していないことがあるので、メーカーサポートに聞いておくか、設定画面を見てマルチユーザー機能存在するかどうかチェックするようにしましょう。
確実にマルチユーザー機能を利用したいのであればGoogleブランドのPixelなどを、メーカー独自のカスタマイズが行われていないAndroidを使用するようにしてください。
Androidのマルチユーザー機能の使い方
先に言っておくと、Androidのバージョン・メーカーによって設定画面が異なることがあります。
この記事では、
- Android OS:9
- EMUI 9.1.0
細かな操作が解説に使用しているスクリーンショットとは異なることがあるので注意してください。
ユーザの追加方法
特に問題はないのでそのまま[開始]を押しましょう。
しばらく待つとAndroid本体のセットアップが始まるので、案内に従ってセットアップを進めてください。
あとは好きなアプリを入れて必要な設定して使ってください。
また、3アカウント以上追加することも出来るので、複数アカウントを管理したい場合は必要に応じて追加するようにしましょう。
ユーザーの切り替え方法
ユーザーの切り替えはとても簡単です。
これだけでアカウントの切り替えが完了します。
タブレットでも同様の手順で追加・切り替えできるほか、ゲーム用に使っているならユーザーアカウントごとにデータも用意できます。
切り替えも長くて十数秒しかかからないため、使いこなせるよう頑張ってみるといいでしょう。