「イーサネットには有効なIP構成がありません」と表示されインターネットに接続できない問題

タスクトレイのネットワークアイコンを確認すると、黄色のエラー表示が出ています。この現象が発生すると、モデムやルーターなどは正常に動いているはずなのにインターネット接続が行えなくなってしまいます。この現象は、有線接続・無線接続のどちらであっても発生することがあります。
この記事では、「イーサネットには有効なIP構成がありません」と表示されインターネットに接続できない問題の対処法をご紹介していきます。
「イーサネットには有効なIP構成がありません」と表示されインターネットに接続できない場合の対処法
パソコンを再起動・完全シャットダウンする

Windowsのパソコンで不具合が発生した場合、とりあえずパソコンを再起動することで改善できないかどうか試すというものがあります。
「イーサネットには有効なIP構成がありません」と表示された場合も、この方法で改善できる可能性があります。

パソコンのシャットダウン後に、再度電源をオンにして起動して問題が解決してるかどうか確認しましょう。
モデム・ルーターを再起動する
使用中のモデムやルーターの再起動も行いましょう。コンセントを抜き、90秒ほど待ってから再度コンセントを差すことでモデム・ルーターの再起動が行えます。
トラブルシューティングを行う
Windowsのトラブルシューティングで症状を改善できる可能性があります。


トラブルシューティングで解決できる場合はこのまま進行して症状が改善されますが、改善できない場合はエラーメッセージが表示されます。
ネットワークアダプターを一度無効にしてみる
使用中のネットワークアダプターを一度無効にして、再度有効にすることで回復させるという方法もあります。



これでネットワークアダプターが無効化されるので、再度右クリックして「有効にする」をクリックしてしばらく待ち、インターネット接続が行えるか確認してみましょう。
システムの復元を行ってみる
システムの復元を使って、パソコンを問題が起きる前の状態に戻してみましょう。








コマンドプロンプトからIPアドレスを確認してみる
ネットワーク機器が正常に動いてるように見えても、実は内部で異常が発生していることがあります。モデムなどの機器が問題でネットワーク接続ができないこともあるので、コマンドプロンプトから確認してみましょう。



ここで「IPv4アドレス」の項目を見てみましょう。
もしこのアドレスが「192.168.x.x」というアドレスになっていれば特に問題はないのですが、それ以外の数値になっている場合はIPアドレスが正しくないために問題が発生してしまっている状況です。
この場合は、IPアドレスの解放と再取得を行いましょう。コマンドプロンプトに「ipconfig/release」とコマンドを入力してEnterキーを押すことで、プライベートIPアドレスの解放が行われます。
続いて、「ipconfig/renew」と入力してEnterキーを押せば、プライベートIPアドレスの再取得が行われますよ。
# プライベートIPアドレスの解放 ipconfig/release # プライベートIPアドレスの再取得 ipconfig/renew