EasyBCDを使ったブートローダーの編集方法をご紹介!

EasyBCDを使ったブートローダーの編集方法をご紹介!

Windowsでマルチブート・VHDブート環境を構築するとなると大変です。失敗するとPCを起動できなくなることもあるのでミスは許されません。そんなブート環境構築を簡単にできるEasyBCD。今回はEasyBCDの導入方法から使い方まで解説していきます。


目次[非表示]

  1. EasyBCDとは?
  2. EasyBCDの導入方法
  3. EasyBCDの使い方

EasyBCDとは?

EasyBCDとは、Windowsのブート情報を編集することができるフリーソフトです。

パソコンのマルチブート環境やVHDブート環境を構築するためにはブート情報を編集しなければなりませんが、Windowsの場合はbcdeditというWindows標準搭載のツールを使って行うことになります。

ですが、bcdeditはコマンドラインツールであるため、お世辞にも使いやすいとは言えません。

また、ブート情報の編集に失敗するとWindowsが全く起動しなくなってしまう可能性もあるため、知識のない方が触ると修復が難しい状態になってしまうこともあるでしょう。

そこで役立つのがEasyBCD。Easy(簡単)とあるように、Windows標準のbcdeditと比較してかなり使いやすくなっており、ブート情報の編集に慣れていない方でも簡単に編集することができます。

EasyBCDの導入方法

早速EasyBCDの導入方法について見ていきましょう。

EasyBCDは開発元NeoSmart Technologiesのサイトから入手することが可能です。

EasyBCD - ダウンロード
Non-commercialの[REGISTER]をクリック
サイトにアクセスしたら少し下にスクロールしてください。Non-commercialの[REGISTER]をクリックします。
それぞれ入力し[Download]をクリック
入力する名前とメールアドレスは何でも構いません。それぞれ入力したら[Download]をクリック。

これでEasyBCDのインストーラーがダウンロードされます。ダウンロードが完了したらインストーラーを起動してください。

[Next]をクリック
インストーラーを起動したら[Next]をクリック
[I Agree]をクリック
続けてライセンスが表示されます。[I Agree]を押して先に進みましょう。
ショートカットアイコン作成確認画面
デフォルトではインストールと同時にショートカットアイコンがデスクトップに作成されるようになっています。

ショートカットを作成したくない場合は[Desktop Shortcut]のチェックを外して先に進むようにしてください。

[Install]をクリック
インストール先フォルダはそのままで構いません。[Install]を押すとEasyBCDがインストールされます。
インストール完了画面
この画面が表示されたらインストール完了です。

日本語化手順

EasyBCDは多言語対応ソフトですが、日本語には対応していません。

日本語化したい場合は以下のリンクから日本語化パッチをダウンロードし、解凍してください。

EasyBCD 2.4 日本語言語ファイル
langフォルダにコピー
解凍後のフォルダをEasyBCDインストール先のlangフォルダにコピーします。
言語選択画面で[日本語]を選択
日本語化した後、EasyBCDのメニュー[Tools]->[Select Language]から言語選択画面を確認すると[日本語]が追加されているので、選択するとEasyBCDが日本語表記に切り替わります。

EasyBCDの使い方

EasyBCDはブートエントリなどを簡単に編集できます。ここからはEasyBCDの使い方について見ていきましょう。

ブート情報の確認

[設定を表示]をクリック
ブート情報は[設定を表示]から確認できます。
[詳細表示]にチェックを入れる
最初は簡単な概要しか表示されていませんが、[詳細表示]に切り替えることでブートマネージャーの情報が更に細かく表示されます。

ブート順番の変更

ブートするOSの順番を変更することもできます。

[メニューの編集]を選択し[上へ][下へ]を押して並び替えを行う
変更する場合は[メニューの編集]を選択し、[上へ][下へ]を押して並び替えを行うだけです。

VHDエントリーやマルチブート環境を構築していない場合は、今使用しているWindowsしか表示されないため、並び替えはできません。

ブート情報の削除もできますが、起動できるBCDストアがなくなるとWindowsがインストールされているPCでもOSが起動しなくなるので注意してください。

VHDブートエントリの追加

新しくVHDブートエントリを追加する場合は[新規に登録]から行いましょう。

エントリ追加ボタンをクリック
VHDブートエントリに使用するイメージのパスなどを指定し、エントリ追加ボタンを押せばブート情報が登録されます。

同様の手順でISOイメージなどをエントリに追加することも可能です。

エントリ追加機能を覚えればWindowsとLinux/UNIXを共存させることもできるでしょう。


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