EasyBCDとは?
EasyBCDとは、Windowsのブート情報を編集することができるフリーソフトです。
パソコンのマルチブート環境やVHDブート環境を構築するためにはブート情報を編集しなければなりませんが、Windowsの場合はbcdeditというWindows標準搭載のツールを使って行うことになります。
ですが、bcdeditはコマンドラインツールであるため、お世辞にも使いやすいとは言えません。
また、ブート情報の編集に失敗するとWindowsが全く起動しなくなってしまう可能性もあるため、知識のない方が触ると修復が難しい状態になってしまうこともあるでしょう。
そこで役立つのがEasyBCD。Easy(簡単)とあるように、Windows標準のbcdeditと比較してかなり使いやすくなっており、ブート情報の編集に慣れていない方でも簡単に編集することができます。
EasyBCDの導入方法
早速EasyBCDの導入方法について見ていきましょう。
EasyBCDは開発元NeoSmart Technologiesのサイトから入手することが可能です。
これでEasyBCDのインストーラーがダウンロードされます。ダウンロードが完了したらインストーラーを起動してください。
ショートカットを作成したくない場合は[Desktop Shortcut]のチェックを外して先に進むようにしてください。
日本語化手順
EasyBCDは多言語対応ソフトですが、日本語には対応していません。
日本語化したい場合は以下のリンクから日本語化パッチをダウンロードし、解凍してください。
EasyBCDの使い方
EasyBCDはブートエントリなどを簡単に編集できます。ここからはEasyBCDの使い方について見ていきましょう。
ブート情報の確認
ブート順番の変更
ブートするOSの順番を変更することもできます。
VHDエントリーやマルチブート環境を構築していない場合は、今使用しているWindowsしか表示されないため、並び替えはできません。
ブート情報の削除もできますが、起動できるBCDストアがなくなるとWindowsがインストールされているPCでもOSが起動しなくなるので注意してください。
VHDブートエントリの追加
新しくVHDブートエントリを追加する場合は[新規に登録]から行いましょう。
同様の手順でISOイメージなどをエントリに追加することも可能です。
エントリ追加機能を覚えればWindowsとLinux/UNIXを共存させることもできるでしょう。