UNIXのlsコマンドはWindowsのコマンドプロンプトには無い?
UNIX・Linuxではファイルやディレクトリを表示したりファイルの詳細な情報を表示するコマンドの「ls(List segments)」というものがあります。lsコマンドの書式は「is <オプション> <ファイルまたはディレクトリ>」です。lsコマンドはUNIX・Linuxでは多用されるコマンドなので、Windowsのパソコンでもlsコマンドを使用したいというユーザーも少なくないかと思います。
しかし、lsコマンドと同じ機能を持つコマンドが用意されていますよ。この記事では、UNIXのlsコマンドと同じ機能のWindowsのコマンドをご紹介していきます。
UNIXのlsコマンドと同じ機能のWindowsのコマンド
それでは、UNIXのlsコマンドと同じ機能のWindowsのコマンドを説明していきます。Windowsでは「dir」コマンドを使用することでIsと同様の処理が可能となっています。dirコマンドの書式は「dir <ファイルパス> <オプション>」となっています。各オプションの一覧は下記の通りです。
- /A:d…ディレクトリを表示する
- /A:r…読み取り専用を表示する
- /A:a…アーカイブを表示する
- /A:s…システムファイルを表示する
- /A:h…隠しファイルを表示する
- /O:n…名前のアルファベット順
- /O:s…ファイルサイズのアルファベット順
- /O:e…拡張子のアルファベット順
- /O:d…日時の古い順
- /O:g…ディレクトリから並べる
- /T:c…作成日時
- /T:a…最終アクセス日時
- /T:w…最終更新日時
- /B…ディレクトリ名とファイル名のみを表示する
- /C…ファイルサイズを3桁区切りで表示する
- /-C…ファイルサイズを桁区切りなしで表示する
- /D…ワイド一覧形式で表示する(上から下へ並べる)
- /L…すべて小文字で表示する
- /N…一覧を横に長い形式で表示する
- /P…画面ごとに停止してから結果を表示する(任意のキーを押して次の画面に移動)
- /Q…ファイルの所有者を表示する
- /S…サブディレクトリも含めてすべてのファイル情報を表示する
- /W…ワイド一覧形式で表示する(左から右に並べる)
- /X…ファイル名が長い場合に短いファイル名も表示する