ファイル名にスペースを使わずによくアンダーバーを使うのはなぜか?

ファイル名にスペースを使わずによくアンダーバーを使うのはなぜか?

ファイル名の中で区切りを付ける場合に、半角スペースや全角スペースではなくなぜかアンダーバーを使うという文化に疑問を持ったことはありませんか?この記事では、ファイル名にスペースを使わずによくアンダーバーを使うのはなぜなのかについてご紹介しています。


目次[非表示]

  1. ファイル名にスペースを使わずによくアンダーバーを使うのはなぜか?

ファイル名にスペースを使わずによくアンダーバーを使うのはなぜか?

ファイル名を入力する際に全角スペースや半角スペースを入れてファイル名の間に空白を作って区切りにしているユーザーの方もいらっしゃると思いますが、パソコンを扱い慣れているユーザーやプログラマーなど専門職の方々はスペースではなく「_(アンダーバー)」を用いることがほとんどですよね。

なぜアンダーバーを使用してファイル名の区切りにするのか、については理由があります。MS-DOS時代のWindowsでは、半角スペースや全角スペースを入力するとオプションやコマンドとして認識されてしまうため、ファイル名にスペースが使えなかったのです。そこで、アンダーバーを使用してファイル名を区切っていたわけですね。もちろん現代においてもコマンドラインでファイルを扱う際にファイル名に半角スペースや全角スペースが入力されている場合は「"(ダブルクォート)」で囲まなければ認識しないといった面倒な手順を踏まなければいけないので、プログラマーや専門職の方はファイル名に半角スペースや全角スペースを使用せずにアンダーバーを使用しているというわけです。

アンダーバーではなく他の記号で区切ってはいけないの?と思う方々もいらっしゃるかと思います。Windowsにおいては、ファイル名に使用できない記号として「\」・「/」・「;」・「:」・「,」・「*」・「?」・「<」・「>」・「\」・「|」などがあります。

これらの記号は、ファイルシステムが「FAT」だった時代にファイル名として使えない記号でした。その名残で、現在でも使用できない記号として指定されているのだと思います。ですので、これらの記号を使わないでアンダーバーを使用することが望ましいとされています。


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