Excelでランキングで順位を表示したい
Excelで、表内の数値を元にランキングを作成したいと思ったことはありませんか？Excelでは、テストの成績や営業成績などをランキング化して順位付けすることができますよ。この記事では、Excelでランキングで順位を表示する方法をご紹介していきます。
Excelでランキングで順位を表示する方法
RANK関数の使い方について
ランキングで順位を付けるために使用する関数は「RANK関数」です。RANK関数の数式は、「=RANK(数値,参照,順序)」となります。「数値」には全体の中で順位を知りたい数字を・「参照」には順位付けに使用するデータを・「順序」は降順（0または未入力）か昇順（0以外の数値）を指定します。
つまり、実際にRANK関数を使う場合は「=RANK(順位を付けるセル,順位を付けるのに使用する範囲,降順or昇順)」のように入力すると覚えておけばOKです。
RANK関数を使用してランキングで順位を表示する方法
RANK.EQ関数・RANK.AVG関数について
RANK関数を入力しようとしたら、サジェストに「RANK.EQ」と「RANK.AVG」が表示されて、これらの関数について気になるケースもあるかと思います。RANK.EQ関数・RANK.AVG関数とは、Excel2010から使用できるようになった関数です。
RANK.EQ関数ですが、基本的に「RANK関数」との違いはありません。単純に「RANK.AVG」関数との差別化を行うために用意された関数だと考えてもらっても問題ありません。ただしExcel2007以前のバージョンでは使用できない関数なので、Excel2007以前ではRANK関数を使用するようにしましょう。
RANK.AVG関数は「同順位の要素との平均を表す関数」です。基本的にはRANK関数と同様に数値の順位を表示させる関数ですが、RANK関数との違いは同じ数値が複数参照に登場している（同順位がある）場合の表示方法です。3位の対象が2つあった場合にRANK関数では同順位は同じ数値である「3」が表示されますが、RANK.AVG関数の場合は「3.5」と表示されます。