Excelの排他モードとは?
Microsoft Excelで、ファイル内で編集を行おうとしたら「このコマンドは、共有ファイルで実行することはできません。排他モードで開いてください。」と表示されて編集できない状態になってしまったことはありませんか?
排他モードとは一体何なのか、どうやったら編集できるようになるのか知りたいユーザーの方も少なくないかと思います。この排他モードというのは、最初にファイルを開いたユーザーだけが編集できる状態です。他のユーザーが後から対象のファイルを開くと読み取り専用モードになるため、ファイルの編集を行うことはできません。
この排他モードがExcelのファイルのデフォルト形式であり、通常ではどのファイルも排他モードで取り扱ってると思っていただければ問題ありません。では冒頭のようにエラーメッセージが表示されるのは何故かと言いますと、ファイルが「共有モード」になっているからです。ファイルを共有モードにすることで複数人でファイルの編集が可能になります。
ただし「セルの結合・解除」・「セル範囲の挿入・解除」・「マクロの作成・表示」・「パスワードの割当・変更・削除」・「シートの削除」・「グラフの作成・挿入・変更」・「ピボットテーブルの作成・変更」といった操作を行うことはできません。これらの操作を行おうとすると、冒頭のエラーメッセージが表示されます。これらの操作を行いたいのであれば、共有モードを解除して排他モードにする必要があります。