ExcelのIFERROR関数とは?
Microsoft Excelで、数式を入力したら結果にエラーが表示されてしまうシーンもあるかと思います。表などでオートフィルをかけた際に数式自体には問題はないものの、特定の参照セルが空欄のためにエラーが返ってきてしまうことは珍しくありません。
エラーには、下記のようなものが表示されます。
- #DIV/0!:数式や関数が「0」・「空白セル」で除算された場合に表示される。
- #N/A:計算や処理の対象となるデータがない・正式な結果が得られない場合に表示される。
- #NAME?:関数の名前が間違っている・数式に使用した名前が定義されていない場合に表示される。
- #NULL!:半角空白で空けた参照演算子の共通部分がない場合に表示される。
- #NUM!:数値の指定が不適切・正しい結果が得られない場合に表示される。
- #REF!:数式内で無効なセルが参照されている場合に表示される。
- #VALUE!:関数の引数の形式が間違っている場合に表示される。
これらのエラーを表示させない・他の文字列に置き換えたい場合は、IFERROR関数を使用しましょう。IFERROR関数とは、エラーが返った場合に非表示or指定した文字列に置き換えることができます。
ExcelのIFERROR関数の使い方
それでは、ExcelのIFERROR関数の使い方を説明していきます。IFERROR関数の書式は、「=IFERROR(値,エラーが起きた場合の値)」となります。第1引数の「値」は必須で、エラーなのかどうかを確認したい数式・セル参照を指定します。第2関数の「エラーが起きた場合の値」で、「値」がエラーだった場合に返す値を指定しましょう。