ExcelのIFERROR関数とは?使い方を紹介!

ExcelのIFERROR関数とは?使い方を紹介!

Microsoft Excelを使用していて、エラーが返ってきてしまうセルを非表示にしたい・または文字列に置き換えたいと思ったことはありませんか?この記事では、ExcelのIFERROR関数とは何か・IFERROR関数使い方を紹介していきます。


目次[非表示]

  1. ExcelのIFERROR関数とは?
  2. ExcelのIFERROR関数の使い方

ExcelのIFERROR関数とは?

Microsoft Excelで、数式を入力したら結果にエラーが表示されてしまうシーンもあるかと思います。表などでオートフィルをかけた際に数式自体には問題はないものの、特定の参照セルが空欄のためにエラーが返ってきてしまうことは珍しくありません。

エラーには、下記のようなものが表示されます。

  • #DIV/0!:数式や関数が「0」・「空白セル」で除算された場合に表示される。
  • #N/A:計算や処理の対象となるデータがない・正式な結果が得られない場合に表示される。
  • #NAME?:関数の名前が間違っている・数式に使用した名前が定義されていない場合に表示される。
  • #NULL!:半角空白で空けた参照演算子の共通部分がない場合に表示される。
  • #NUM!:数値の指定が不適切・正しい結果が得られない場合に表示される。
  • #REF!:数式内で無効なセルが参照されている場合に表示される。
  • #VALUE!:関数の引数の形式が間違っている場合に表示される。

これらのエラーを表示させない・他の文字列に置き換えたい場合は、IFERROR関数を使用しましょう。IFERROR関数とは、エラーが返った場合に非表示or指定した文字列に置き換えることができます。

ExcelのIFERROR関数の使い方

それでは、ExcelのIFERROR関数の使い方を説明していきます。IFERROR関数の書式は、「=IFERROR(値,エラーが起きた場合の値)」となります。第1引数の「値」は必須で、エラーなのかどうかを確認したい数式・セル参照を指定します。第2関数の「エラーが起きた場合の値」で、「値」がエラーだった場合に返す値を指定しましょう。

「#DIV/0!」エラーが表示されている
ここでは、画像の例を用いてエラーが起きているセルの表示を変更します。「売上」列に、「#DIV/0!」エラーが表示されていることが確認できますね。
「伸び率」の最初のセルに「=IFERROR(D4/C4,"前年データ無し")」と入力し、オートフィルをかける
この例で「伸び率」を計算したい場合に、前年度のデータがない行に対して「#DIV/0!」エラーが表示されているわけです。そこで、IFERROR関数を用いてエラーが表示されてしまう列に「前年データ無し」と表示させるようにします。「伸び率」の最初のセルに「=IFERROR(D4/C4,"前年データ無し")」と入力して、そのまま下方向にオートフィルをかけましょう。
本来エラーが起きてしまうセルに「前年データ無し」と表示されている
IFERROR関数を適用することによって、本来エラーが起きてしまうセルに対して「前年データ無し」と表示されていることが確認できました。このように、IFERROR関数を用いてエラーを他の文字列に置き換えることが可能となります。もし何も表示させたくない場合は、「"前年データ無し"」の部分を「""」に置き換えれば空欄に・0にしたい場合は「"0"」が表示されますよ。

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