「レジストリに対する値が無効です」のエラーが出る問題
この現象が発生してしまうと普段使っているファイルなどが開けなくなってしまうため影響が大きいです。
この記事では、「レジストリに対する値が無効です」のエラーが発生した場合の対処法をご紹介していきます。
「レジストリに対する値が無効です」のエラーが出る原因
「レジストリに対する値が無効です」のエラーが出る原因で考えられるものは、「既定のアプリケーション設定値がおかしい」「実行アプリケーションの不具合」「アクセス権が無い」「Microsoftストアの不具合」「システムファイルの異常」などのレジストリエラーが考えられます。
レジストリエラーとは何かと言いますと、レジストリ(Windows OSの設定情報のデータベース)に間違った情報が記述されているために正しく読み込みが行えないエラーのことです。ファイルを開くためのアプリなどもレジストリに記載されているため、この設定情報の記載が間違っていると開けなくなってしまうわけですね。
「レジストリに対する値が無効です」のエラーの対処法
それでは、Windows10で「レジストリに対する値が無効です」エラーが発生する場合の対処法を説明します。
既定のアプリケーションをリセットする
新しいソフトウェアをインストールした時などに既定のアプリケーション設定に変更が入ったことが原因となってファイルを開く際にエラーが発生することがあります。
この場合は、ファイルを開くための「既定のアプリ」を一度リセットしてから再設定することで修復することができます。
アプリケーションを再インストールする
一部のファイルを実行しようとした際に「レジストリに対する値が無効です」といったエラーが出る・またはアプリケーション本体の起動に失敗してしまう場合は、該当のアプリケーションを再インストールすることでエラーを解消することができます。
音楽ファイルを開こうとして音楽プレイヤーが起動しない場合はその音楽プレイヤーを・画像ファイルが開かないなら画像ビューワーを再インストールしてみましょう。
アクセス権を付与する
各種ファイルには実行するためのアクセス権というものがありますが、アクセス権周りで異常が起きている場合にレジストリエラーが発生する場合もあります。この場合はアクセス権を付与し直してみましょう。
アクセス権の編集を行うには、アカウントが管理者権限を持っている必要があります。管理者権限(Administrator)を持っているアカウントでサインインしておきましょう。
Microsoftストアのキャッシュをクリアする
Microsoftストアの異常が原因となっていてレジストリエラーが発生する場合は、Microsoftストアのキャッシュをクリアすることで改善できる可能性があります。
これでMicrosoftストアのキャッシュクリアが行われるので、処理が完了してMicrosoftストアが開くまでそのまま待ちましょう。
システムファイルを修復する
Windowsのシステムにエラーが発生していることが原因でレジストリエラーが発生している場合は、修復コマンドを使ってシステムの修復を行いましょう。
dism /online /cleanup-image /restorehealth sfc /scannow
※上記で紹介しているコマンドはコピーしてWindows PowerShellにペーストすることができます。範囲選択してコピーしたら、Windows PowerShell上で右クリックすることで貼り付けることができますよ。
まとめ
「レジストリに対する値が無効です」のエラーの対処法をご紹介!いかがでしたでしょうか。
ファイルを開こうとした時に「レジストリに対する値が無効です」とエラーが表示されてしまう場合は、既定のアプリケーションの設定異常・実行アプリケーションの異常・システムの異常といったレジストリエラーが原因でこの症状が発生しています。
ぜひ今回の記事を参考にしてみて下さい。