パンダが画像を圧縮?画像圧縮ツール「TinyPNG」の使い方と安全性!

パンダが画像を圧縮?画像圧縮ツール「TinyPNG」の使い方と安全性!

TinyPNGを使ったpngやjpegなどの画像の画像圧縮の方法やAPIを使ったやり方について紹介していきます。画像圧縮することでデータ転送量が減りサイトが軽くなります。最近ではSEOにも有利です。無料で出来ますのでぜひ画像圧縮をTinyPNGで行いましょう!


目次[非表示]

  1. 画像圧縮してますか?
  2. パンダが画像を圧縮?画像圧縮ツール「TinyPNG」
  3. まとめ

画像圧縮してますか?

みなさんはブログやホームページに画像やイラストを使う時に画像圧縮をしていますでしょうか?

jpegやpngなどのフォーマットの画像を圧縮することに様々なメリットが生まれます。

画像を圧縮するメリット

まずは画像圧縮するメリットをご紹介します。

データ転送量が減る

何と言ってもデータ転送量が減る事が一番のメリットです!

例えば100Kバイトの画像を圧縮して半分の50Kバイトに出来たとします。これにより50Kバイト削減されますが、例えば10万pvあったとしたら5Gほどの転送量の削減にあたります。

AWSなどデータ通信量が従量課金のサービスを利用している場合は、5Gの削減はかなりでかいですよね。

圧縮すれば払わなくてもいい無駄にコストを割いていたこと事実に、落ち込む事がないようにしっかりと圧縮できる画像は圧縮しましょう。

サイトが軽くなる

画像圧縮することで、画像の容量(サイズ)が減りますが、このことによりサイトが軽くなります。

サイトを表示するのにHTMLや画像やCSSで1Mバイト必要だとしたら、半分の500Kバイトですめば、その分サイトの初期の表示やサイトの動作が軽くなります。

もしもサイトが重かったり、表示が遅いことで悩んでいる方がいれば、ぜひ画像圧縮を検討しましょう。

SEO対策

先のGoogleのアップデートでスピードアップデートが適用され、SEOでサイトの速度が評価指標として重要視されるようになりました。

そのため画像圧縮も重要になってきています。しっかりと画像を圧縮して、Googleからの評価を落とさないようにしましょう。

ちなみに自分のサイトがどの程度スピードで評価されているのか知りたい方はぜひ下記のリンクの「PageSpeed Insights」からテストしてみましょう。このサイトはGoogle公式のサイトでサイトの表示速度の観点から100点満点で採点してくれるツールです。

PageSpeed Insights

パンダが画像を圧縮?画像圧縮ツール「TinyPNG」

画像圧縮は画像を作成するソフトとスキルのあるデザイナーにしかできないことだと思っていませんか?

画像圧縮ツール「TinyPNG」を利用することで、誰でも簡単に秒で(しかも無料で)画像を圧縮することが出来ます。

対応している画像はpngとjpgになります。

使い方

まずは下記のリンクからTinyPNGのサイトを開きましょう。

TinyPNGへのリンク
TinyPNGのサイト
TinyPNGのサイトはパンダが目印の可愛らしいサイトです。
TinyPNGでの画像圧縮
使い方は簡単で中央の「Drop your .png or ljpg files here!」の箇所にドラッグ&ドロップするだけで圧縮された画像ができあたり、「download」のリンクから圧縮された画像をダウンロードすることが出来ます。

APIでの使い方(開発者向け)

TinyPNGはAPIが提供されており、apiを通す事でも利用することが出来ます。例えばこのapiを利用して、ブログで画像をアップロードしたときに自動でTinyPNGで画像圧縮!なんてこともプログラムを組めば可能になります。

Developer API
APIを利用するにはAPI Keyが必要になります。Tiny PNGのAPI Keyは以下のリンクからユーザー登録することで取得できますので、必要な方は下記のリンクから行いましょう。
Developer API

料金

API利用の場合の料金をまとめます。

  • 月に500画像: 無料
  • 次の9,500画像: 1画像あたり0.009ドル
  • 10,000画像以降: 1画像あたり0.002ドル
無料で500画像圧縮できるのはいいですね!ちなみに無料枠いっぱいまで使うとAPIがエラーを返すようになりますので、それ以上使う場合は無料ではなく、有料枠となります。

ライブラリ

開発用のライブラリも用意されています。Ruby、PHP、Python、NodeJSなど開発言語に応じてライブラリを利用して効率的に開発していきましょう。

ライブラリは公式の下記のページで紹介されていますので、ぜひAPI利用する方は使ってみましょう。

Third-Party Solutions

画像の劣化に関して

今回TinyPNGで一回画像圧縮したBefore/Afterの画像をご紹介します。

Before

こちらのpng形式のスクショ画像をTinyPNGにかけてみたいと思います。ちなみに画像サイズは180Kバイトです。

TinyPNGで圧縮する前の画像

After

こちらがTinyPNGで圧縮した後のスクショ画像です。こちらの画像サイズは圧縮後51Kバイトまで小さくなりました。

つまり180K→51Kで72%も画像圧縮に成功しました!

TinyPNGで圧縮した画像

いかがでしょうか?画像の劣化はほぼ気にならないレベルではないでしょうか?

画像の圧縮率と、劣化については画像の色味や形式などが関係してきますので、ぜひ自身で一度TinyPNGで圧縮して試してみましょう!

安全性

最後にTinyPNGの安全性についてです。

サイトが英語のため、日本の企業が提供しているサービスではないことはお気づきでしょうが、TinyPNGはVoormediaというオランダとスウェーデンにある会社が運営しています。

ただしTinyPNGは日本の大手企業も、個人も広く利用しているサービスで今の所、安全面やセキュリティ面で悪い評判はないようです。

更に画像圧縮の仕組みやアルゴリズムまで公開されていますので、その意味でも信頼性が高い画像圧縮サービスと言えます。

Optimising JPEG compression by identifying image characteristics

まとめ

いかがでしたでしょうか?SEOでも評価で重要視されてきている画像圧縮はぜひ今後取り入れていきましょう。

正直SEO対策はGoogleがアルゴリズムを公開していない以上、いい施策なのか悪い施策なのか分からない部分がありますが、画像圧縮で画像の容量を小さくするのは数あるSEO対策でも確実に"良い"といえる施策です。

更に画像圧縮はTinyPNGを利用すればソフトいらずで、無料で圧縮することが出来ます。ぜひ簡単にできますので、毎回画像は圧縮するようにしましょう!


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