フローチャートの作成ツール
フローチャートとは主に業務フローなどの作業の全体の流れを視覚化するための図解の一つです。
フローチャートを作成することによって何をどの順番で進めていくのか、作業が途中で分岐する条件なども簡単に確認できるようになります。
特に仕事の場だとシステム開発において重要な役割を果たすものであり、エンジニアとの意思疎通にも重宝します。
WEBでカンタンに作成可能
昔は手書きかエクセルなどの図形を挿入できるソフトを使ってフローチャートを作成することが大半でした。
しかし、今はフローチャートを簡単に作成できる無料のWEBサービスが登場しており、そのサービスを利用することによって誰でも簡単にフローチャートを作成することができます。
今回はそんなフローチャート作成できるWEBサービスのツールの中から厳選して3サービス、紹介していきます。
無料で利用できるおすすめのフローチャート作成ツール3選
フローチャート作成できるサービス・ツールはいくつかありますが、その中でも使い勝手が良くておすすめできるものを3つ順番に紹介していきます。
Lucidchart
直感的にフローチャートを作成したいときに便利なフローチャート作成サービスです。
- はじめからフローチャートのサンプルが用意されていて初心者にも優しい
- 別のフローチャート作成サービスのデータをインポートできる
- フローチャート作成に特化している
挿入直後の図形にははじめからテキストが入っていて、ダブルクリックしたらすぐに編集できるので、図形とテキストを個別に挿入する必要はありません。
無料版では使用できる図形の数に制限がありますが、小さなフローチャート程度であれば十分すぎるくらいです。
draw.io
draw.ioはフローチャートやネットワーク図などあらゆる図解を簡単に作成することができるサービスです。
- アカウント作成が不要
- 直感的に操作できる
- 日本語対応済み
はじめは[一般]というくくりでフローチャート用の図形を含む汎用的な図形がまとめられています。
基本的に他のフローチャート作成サービスを含むWEBサービスはアカウントを作成してからでないと利用することができないことが多いです。
ですが、draw.ioは公式サイトにアクセスしたらいきなり編集画面に入ることができるため、フローチャートを作成するだけであればアカウントを作成する必要がありません。
それだけでなく作成したフローチャートのダウンロードもアカウントなしで行うことが可能です。
とにかく気軽にフローチャートを作成したいのであればdraw.ioとの相性は抜群でしょう。
ただし、作成したフローチャートをdraw.ioに保存する場合はアカウントの作成が必要で、アカウントを作成せずに画面を閉じた場合、せっかく作成したフローチャートが全て消えてしまいます。
今後編集することがないのであれば問題ありませんが、後日修正するかも知れないときは再度同じフローチャートを作り直す必要があるので覚えておきましょう。
canva
canvaはプレゼンやポスターに使うイメージの作成に便利なWEBサービスですが、フローチャートを作成することも可能です。
- デザイン重視のフローチャート作成できる
- 使用できる画像はすべて商用利用可
- 無料版でも十分すぎる機能
ですので、何かをPRする際に使用するチャートイメージを作成したり、他の画像と組み合わせて直感的にわかるフローチャートを作成することも可能です。
このように、何かのサービスサイトのトップページに貼り付けても違和感がなく、直感的にユーザーに伝わりやすいフロー図のテンプレートも用意されています。
有料版にすると選択できるフォントや画像・背景素材が増えたりしますが、わざわざ有料版で加入しなくても十分すぎるほどの素材を利用することができるので、グラフィカルなフローチャートの作成が可能です。
もともと1枚のイメージを作成するためのWEBサービスなので、これまで紹介したdraw.io・Lucidchartとは使い勝手が違いますが、慣れればカンタンに作成可能です。
図形は編集画面左の[素材]に用意されており、それらを使ってフローチャートの作成が可能です。
こちらは先程も話したとおり、1枚のイメージを作成するためのWEBサービスですので、このようなシンプルなフローチャートを作成することには向いていません。
ですので、こういったシンプルなフローチャートを作成したい場合はdraw.io・Lucidchartのどちらかを使用すると良いでしょう。
逆にPRする用のグラフィカルなフローチャートを作成したい場合はcanvaがおすすめです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?WEBで簡単にフローチャートを作れるツールを紹介してきました。ビジネスでもプライベートでもテキストだけでは伝わりにくいけど、図にすると一瞬で伝わるという事は多々あります。
しかしこれまではフローチャートを作るにも専用のソフトが必要で、図を作るにあたって障害になっていました。フリーソフトでもフローチャートを作成できますが、Webサービスはインターネット環境さえあればどこからでも編集することができます。
ぜひフローチャートを作成して、全体の流れを視覚化しましょう!