Wordで余白・行数・文字数を設定する方法
行数を設定することで、ページ内に何行入力できるかが決まり、文書内の文字数はその分多くなります。
文字数の設定は、一行内に何文字入力できるかという点です。
文字数と行数を多くすると、入力できる文字数が多くなりますが、余白によっても違ってきます。
1ページ内で体裁よく文書を作るには、文字数と行数そして余白のバランスが必要です。
文字数・行間・余白を指定通りにできているか確認してみましょう。
余白の設定
余白は文書を読みやすくする上でとても大切です。
余白を普通に設定すると、通常のビジネス文書に適していますが、余白を狭くすると情報量を多くできて違う種類の文書作りに最適です。図や表も挿入しやすくなります。
余白ボタン
余白ボタンから簡単に設定できます。
ページ設定
ページ設定で細かい調整をすることもできます。
余白を広くすると、文字数が多くない場合には両側の文字が中央に寄せられます。
狭くすると両側の文字は外側へ離れる形になります。
そのため、行数や文字数を設定する必要が出てきます。
余白の上下左右を同じにするか、文書に合わせてバランスよくすることで、文書全体の体裁を整えることができます。
余白は文字数と行数にも関係するので、先に余白を設定してから文字数と行数を調整する、または後から余白を調整することで文書のバランスを取っていきましょう。
行数の設定
行数の書式設定は通常36行で設定されています。
余白が狭いと行数も多く設定できるようになります。
行数を増やす時には、余白の数字を小さく設定しましょう。
プレビューを見て確認しながら行数も調節できます。
文字数の設定
通常の設定では、一行に文字数は40字に設定されています。
文書ごとに一行の文字数を設定しましょう。
文字数を増やすことも簡単にできて、文書の作成・編集が容易になります。
これで文字数を指定することができました。
標準に戻す場合には、「標準の文字数を使う」にチェックを入れると用紙のサイズや余白に合わせて自動で設定されます。
指定した文字数にならないときの対処法
文字数を設定しても、その通りの文字数にならない場合もあります。
その原因と対処法をご紹介します。
フォントの種類
文字の種類によって、文字間隔が異なります。
フォントの種類が通常の設定とは違う時、一行内の文字数が通常の文字の時とは合わなくなる場合があります。
MSPゴシックなど、文字間隔が狭くなるフォントを使用した時には、文字数を少なくなった分多くするなど調整することができます。
普通に文字数設定をして、文字の種類を変更することもできます。
半角文字
文字数設定は、全角の文字で設定されます。
半角文字や数字が入っていると、一行内の文字数が多くなってしまいます。
全角にするなら、文書全体の文字数を設定できれいに合わせることができます。
半角にする時にも、文書全体の体裁を良くするように整えましょう。
通常では、文書全体を全角にするなら文字数設定は楽にできます。
カーニング機能
カーニングで文字間が詰まっている状態です。
カーニング機能がオンになっていると、フォントにもよりますが半角の英字や記号に適用され、文字間が狭くなります。
文字の間の余白を同じにして文字数を普通の状態で設定するために、カーニング機能をオフにしましょう。
これで、設定で指定した文字数が合うようになります。
詳細設定でページ設定を有効にする
文字数の設定が合っていても、詳細設定のチェックが外れていると有効にならないケースがあります。
指定した行数にならないときの対処法
文字の種類によって、行の高さや行間が変化します。
そのため、行数が指定したとおりにならない場合もあります。
その時には、3つの対処法があります。
グリッド線
行がグリッド線に合わないと、行の位置が上下にずれてしまいます。
グリッド線に合わせることで固定し、行数を指定したとおりに設定できます。
これで、行がグリッド線に合わない状態が改善されました。
行間の設定
行数を指定する場合には、行間の設定が1行になっている必要があります。
文書全体を選択します。
フォントを変える
フォントにより、行間隔が広がってしまうと行数の指定がうまくいかないことがあります。
違うフォントに変更することもできますが、メイリオを使用する場合には次の対処法があります。