User Heat(ユーザーヒート)とは?
Webサイトのアクセス解析サービスの1つとしてヒートマップを提供するUser Heat(ユーザーヒート)があります。
User Heatを使うとサイトに訪れたユーザーがどこをタップ・クリックしているのか、ページのどの辺りで離脱しているのか詳細なデータを閲覧できるため、需要のあるコンテンツや離脱に繋がるコンテンツの分析に役立てられます。
無料で使える?
大変便利なUser Heatですが、User Heatで提供されている機能はすべて無料で使用することが可能です。
ただしPV数上限などいくつか制限があり、その上限を超過する場合は有料版のUser Insightを使用する必要があります。
User Heatの制限内容
- 解析できるページの幅・高さ
- 1アカウント1ドメインまで
- 1アカウントで最大1000ページまで
- 月間30万PVまで
ほかのサービスだと月間1万PVまでだったり、解析可能ページが1ページのみということも珍しくありません。
そのため、サイトにヒートマップを無料で導入してみたい方に最適なサービスです。
User Heat(ユーザーヒート)の使い方
User Heatの使い方はとてもカンタンです。
- ドメインを入力して新規登録
- 発行された解析タグをサイトの全ページに設置
- 解析データが集まるのを待つ
- 解析データが集まったらヒートマップが自動生成される
新規登録方法
新規登録は非常に簡単です。
User Heatの有料版であるUser Insightは法人向けなこともあり、User Heatにおいても会社名部署名などを入力する項目が存在しますが、必須項目ではありません。
入力が必須なのはメールアドレスとパスワードのみですので個人の場合は空白のままで問題ありません。
リンクをクリックしたらアカウントが有効化されUser Heatが使えるようになります。
解析タグの設置方法
使用しているサービスにより異なりますが、ここでは利用者が多いWordpressを使って紹介します。
ですが、Wordpressを使わない方法も途中で紹介していますので参考にしてください。
Wordpressでとにかく簡単に設置するのであれば、プラグインを使用します。
この際半角スペースで単語を区切らないでください。半角スペースで区切ってしまうと別のプラグインが表示されてしまいます。
設定画面にサイトIDを設定しますが、ここでいうサイトIDはUser Heatサイトの管理画面で確認できます。
Wordpressでプラグインを使わない場合や、Wordpress以外のサイト(はてなブログなど)に直接解析タグを埋め込む場合は「スクリプト」のタグをまるごとコピーしてページヘッダーに貼り付けてください。
ただし、ヘッダーへの解析タグ設置については利用するサービスにより異なるので、各サービスごとに調べるようにしてください。
あとはアクセスを集めてヒートマップが生成されるのを待つだけです。
検索流入ワードチェック
こちらの事情によりモザイクを掛けていますが、文字が大きいキーワードほど流入に繋がりやすいキーワードです。
それに対して小さな文字のキーワードは流入はあるものの、そこまでたくさんの流入があるわけではないということになっています。
User Heat(ユーザーヒート)のヒートマップの見方
User Heatは大きく分けて四つの解析画面が用意されています。
- どのようにマウスカーソルを動かしているか(スワイプしているか)
- どこをクリック・タップしたかどうか
- ページのどの辺りが重点的に読まれているか
- コメントなどのフォームがどれくらい触られているかどうか
解析データが十分に集まっている場合に限り、ヒートマップ表示の各種ボタンがクリックできるようになっています。
ボタンがクリックできない場合はまだ十分にデータが決まっておらず、ヒートマップが生成されていないということですので覚えておきましょう。
マウス操作解析
マウスの動きが局所的に集中している場所は注目されている可能性が高く、今後のリライト作業に役立ちます。
ちなみにスマホの場合はスワイプ操作がヒートマップに反映されます。
クリック解析
クリックされた回数が多ければ多いほど光の中心が白くなるため、内部リンク外部リンクといったクリックされやすい箇所にクリックデータが集中することがあります。
熟読度解析
逆に色が青に近づけば近づくほど、ほとんど読まれずスクロールされているコンテンツであるため、メインコンテンツに青色に近い箇所あった場合は、優先的に修正する必要があります。
解析画面をスマホ版と切り替える方法
解析結果の一覧ページからヒートマップを表示した場合、はじめはPC版のページが表示されています。
「デバイス切り替え」にて[スマホ]を選択したあと、[ヒートマップを更新]をクリックすることでスマホ用ページのヒートマップが表示されます。
ただし解析データが少ない(PVが少ない)場合はスマホ版のヒートマップが生成されないことがあるので気をつけましょう。
User Heat(ユーザーヒート)の評判は?
User Heatは数少ない無料でまともに使えるヒートマップサービスであるため、アクセスがそこまで多くのユーザーにとても人気があります。
良い評判
- PV数上限にまず引っかからない(月間30万PVまで解析可)
- 無料で複数ページ解析できて便利
- PC用とスマホ用別々で解析できて最高です
ですがUser Heatはそのようなこともないため、無料のヒートマップサービスとしては評判が良くなっています。
ただしUsrHeatは無料版ということもあり、制限内容に不満を持っている声も少なからずあります。
悪い評判
- スマホ版だとタテに長過ぎて解析データを全て見れない
- 複数サイト作っているとアカウントの管理が大変
ただしUser Insightに限らずヒートマップサービスは非常に高いため、有料版を購入するかどうかをよく検討してから選ぶようにしましょう。
まとめ
自サイトのアクセスの質を高める、流入を増やす手段は記事を量産するだけではありません。
既存記事をリライトして一つ一つの記事の価値を高めることも重要であり、その際に役立つのがヒートマップサービスです。
User Heatは無料でまともに利用できる数少ないヒートマップサービスなので、ブログなどのサイトを運用している方は一度導入してみると良いでしょう。