「レジストリに対する値が無効です」のエラーの対処法をご紹介!

「レジストリに対する値が無効です」のエラーの対処法をご紹介!

Windowsパソコンでファイルを開こうとした際に「レジストリに対する値が無効です」とエラーが表示されてファイルが開けないことがあります。この記事では、Windowsパソコンで「レジストリに対する値が無効です」のエラーの対処法をご紹介しています。


目次[非表示]

  1. 「レジストリに対する値が無効です」のエラーが出る問題
  2. 「レジストリに対する値が無効です」のエラーが出る原因
  3. 「レジストリに対する値が無効です」のエラーの対処法
  4. まとめ

「レジストリに対する値が無効です」のエラーが出る問題

レジストリに対する値が無効です
Windowsのパソコンで、画像ファイルや音楽・動画・PDF・エクセルといった様々なファイルを開こうとした際に「レジストリに対する値が無効です」とエラーが表示されてしまい、ファイルが開けないことがあります。

この現象が発生してしまうと普段使っているファイルなどが開けなくなってしまうため影響が大きいです。

この記事では、「レジストリに対する値が無効です」のエラーが発生した場合の対処法をご紹介していきます。

「レジストリに対する値が無効です」のエラーが出る原因

「レジストリに対する値が無効です」のエラーが出る原因で考えられるものは、「既定のアプリケーション設定値がおかしい」「実行アプリケーションの不具合」「アクセス権が無い」「Microsoftストアの不具合」「システムファイルの異常」などのレジストリエラーが考えられます。

レジストリエラーとは何かと言いますと、レジストリ(Windows OSの設定情報のデータベース)に間違った情報が記述されているために正しく読み込みが行えないエラーのことです。ファイルを開くためのアプリなどもレジストリに記載されているため、この設定情報の記載が間違っていると開けなくなってしまうわけですね。

「レジストリに対する値が無効です」のエラーの対処法

それでは、Windows10で「レジストリに対する値が無効です」エラーが発生する場合の対処法を説明します。

既定のアプリケーションをリセットする

新しいソフトウェアをインストールした時などに既定のアプリケーション設定に変更が入ったことが原因となってファイルを開く際にエラーが発生することがあります。

この場合は、ファイルを開くための「既定のアプリ」を一度リセットしてから再設定することで修復することができます。

デスクトップ画面左下のスタートボタンをクリックしてスタートメニューを開き、「設定」をクリック
デスクトップ画面左下のスタートボタンをクリックしてスタートメニューを開き、「設定」をクリックしましょう。
Windowsの設定が表示されるので、「アプリ」をクリック
Windowsの設定が表示されるので、「アプリ」をクリックしましょう。
設定画面が表示されるので、左側メニューの「既定のアプリ」をクリック
設定画面が表示されるので、左側メニューの「既定のアプリ」をクリックしましょう。
既定のアプリの一覧が表示されるので、下にスクロールして「Microsoftが推奨する規定値にリセットする」項目の「リセット」ボタンをクリック
既定のアプリの一覧が表示されるので、下にスクロールして「Microsoftが推奨する規定値にリセットする」項目の「リセット」ボタンをクリックしましょう。

これで、既定のアプリの設定が初期化されます。
メニューの「プログラムから開く」→「別のプログラムを選択」からファイルを開くプログラムを選択して「常にこのアプリを使って(拡張子)ファイルを開く」のチェックボックスをオンにしてから「OK」をクリック
後は開きたいファイルを右クリックして、メニューの「プログラムから開く」→「別のプログラムを選択」からファイルを開くプログラムを選択して「常にこのアプリを使って(拡張子)ファイルを開く」のチェックボックスをオンにしてから「OK」をクリックすれば再設定が完了します。

アプリケーションを再インストールする

一部のファイルを実行しようとした際に「レジストリに対する値が無効です」といったエラーが出る・またはアプリケーション本体の起動に失敗してしまう場合は、該当のアプリケーションを再インストールすることでエラーを解消することができます。

音楽ファイルを開こうとして音楽プレイヤーが起動しない場合はその音楽プレイヤーを・画像ファイルが開かないなら画像ビューワーを再インストールしてみましょう。

アクセス権を付与する

各種ファイルには実行するためのアクセス権というものがありますが、アクセス権周りで異常が起きている場合にレジストリエラーが発生する場合もあります。この場合はアクセス権を付与し直してみましょう。

アクセス権の編集を行うには、アカウントが管理者権限を持っている必要があります。管理者権限(Administrator)を持っているアカウントでサインインしておきましょう。

開けないファイルを右クリックしてメニューの「プロパティ」をクリック
開けないファイルを右クリックしてメニューの「プロパティ」をクリックしましょう。
ファイルのプロパティが表示されたら、「セキュリティ」タブを開いて「グループ名またはユーザー名」から自分のアカウントをクリックして選択して「編集」をクリック
ファイルのプロパティが表示されたら、「セキュリティ」タブを開いて「グループ名またはユーザー名」から自分のアカウントをクリックして選択して「編集」をクリックしましょう。
アクセス許可欄の「フルコントロール」の「許可」チェックボックスをオンにしてから「OK」をクリック
アクセス許可欄の「フルコントロール」の「許可」チェックボックスをオンにしてから「OK」をクリックしましょう。これでファイルへのアクセス権が付与されますよ。

Microsoftストアのキャッシュをクリアする

Microsoftストアの異常が原因となっていてレジストリエラーが発生する場合は、Microsoftストアのキャッシュをクリアすることで改善できる可能性があります。

Microsoftストアのキャッシュをクリアするには、「Windowsキー+Rキー」の同時押しで「ファイル名を指定して実行」を呼び出し、名前欄に「WSreset.exe」と入力して「OK」をクリック
Microsoftストアのキャッシュをクリアするには、「Windowsキー+Rキー」の同時押しで「ファイル名を指定して実行」を呼び出し、名前欄に「WSreset.exe」と入力して「OK」をクリックしましょう。

これでMicrosoftストアのキャッシュクリアが行われるので、処理が完了してMicrosoftストアが開くまでそのまま待ちましょう。

システムファイルを修復する

Windowsのシステムにエラーが発生していることが原因でレジストリエラーが発生している場合は、修復コマンドを使ってシステムの修復を行いましょう。

「Windowsキー+Xキー」の同時押しでアドバンスドメニューを開き、「Windows PowerShell(管理者)」をクリック
「Windowsキー+Xキー」の同時押しでアドバンスドメニューを開き、「Windows PowerShell(管理者)」をクリックしましょう。
Windows PowerShell
Windows PowerShellが起動したら、「dism /online /cleanup-image /restorehealth」「sfc /scannow」の2つの修復コマンドをそれぞれ試してみましょう。
dism /online /cleanup-image /restorehealth
sfc /scannow

※上記で紹介しているコマンドはコピーしてWindows PowerShellにペーストすることができます。範囲選択してコピーしたら、Windows PowerShell上で右クリックすることで貼り付けることができますよ。

【修復】DISM.exeとsfc /scannowとは?使い方をご紹介!

Windowsのパソコンがなんだか不調だな…と感じたら、DISM.exeとsfc /scannowを使ってWindowsのシステムを修復してみましょう。この記事では、DISM.exeとsfc /scannowについて・使い方をご紹介しています。

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まとめ

「レジストリに対する値が無効です」のエラーの対処法をご紹介!いかがでしたでしょうか。

ファイルを開こうとした時に「レジストリに対する値が無効です」とエラーが表示されてしまう場合は、既定のアプリケーションの設定異常・実行アプリケーションの異常・システムの異常といったレジストリエラーが原因でこの症状が発生しています。

ぜひ今回の記事を参考にしてみて下さい。


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