SSDP Discoveryとは?SSDPプロトコルの仕組みについて解説!

SSDP Discoveryとは?SSDPプロトコルの仕組みについて解説!

Windowsのパソコンでは、様々なサービスが動いています。この記事では、ネットワークに関連するサービスである「SSDP Discovery」とは何なのかを説明しているほか、通信技術であるSSDPプロトコルの仕組みについて解説を行っています。


目次[非表示]

  1. SSDP Discoveryとは?
  2. SSDP Discoveryの仕組み

SSDP Discoveryとは?

Windowsのパソコンは、バックグラウンドで各種サービスが動作しています。動作しているサービスには様々なものがありますが、必要のないサービスは停止させることでWindowsの負担を取り除くことができますよ。

今回ご紹介するのは、SSDP Discoveryです。

SSDP Discoveryとは、SSDP(Simple Service Discovery Protocol・シンプルサービスディスカバリープロトコル)という通信プロトコルで、UPnPを使用しているネットワークデバイスやサービスを検出してくれるサービスです。

SSDP Discoveryは表示名で、サービス名は「SSDPSRV」・サービスのパスは「C:\WINDOWS\system32\svchost.exe -k LocalServiceAndNoImpersonation -p」となっています。

個人のパソコンでは基本的にSSDPを用いることはないので、もしSSDP Discoveryサービスが有効になっているのであれば無効化しましょう。有効にしたままだとセキュリティの脆弱性になってしまうために、ネットワーク攻撃を受ける原因となってしまうこともあります。

デスクトップ画面左下のスタートボタンをクリックしてスタートメニューを開き、「すべてのアプリ」から「Windows管理ツール」フォルダを展開して「サービス」をクリック
SSDP Discoveryを無効化するには、デスクトップ画面左下のスタートボタンをクリックしてスタートメニューを開き、「すべてのアプリ」から「Windows管理ツール」フォルダを展開して「サービス」をクリックしましょう。
サービスの一覧が表示されるので、「SSDP Discovery」をダブルクリックしてプロパティを開く
サービスの一覧が表示されるので、「SSDP Discovery」をダブルクリックしてプロパティを開きましょう。
「スタートアップの種類」から「無効」を選択して、次に「サービスの状態」の「停止」ボタンをクリック
SSDP Discoveryのプロパティが表示されたら、「スタートアップの種類」から「無効」を選択して、次に「サービスの状態」の「停止」ボタンをクリックしましょう。

サービスが停止したことを確認してから「OK」をクリックすることで、SSDP Discoveryの無効化設定は完了です。

SSDP Discoveryの仕組み

SSDP Discoveryの仕組みを簡単にですが説明します。

まずは技術のおさらいですが、デバイスに接続することでネットワーク接続することができる技術が「UPnP(ユニバーサルプラグアンドプレイ)」で、そのUPnPの機能でネットワークデバイスを探索するプロトコルが「SSDP」となっています。プロトコル(通信プロトコル)というのは、通信時の規約です。

​​​​​​​SSDP Discoveryはネットワーク上でUPnPに対応している機器を探す際に使われるわけですが、そのUPnPを探すために使われる規約が同じ規約であるSSDPだ、ということです。

SSDP Discoveryの簡単な図

図で表すとこのようにシンプルな形になります。

パソコンのSSDP Discoveryによってネットワーク上のUPnPデバイスを探しており、同じUPnP機器のプリンターが「プリンターです、ここにいますよ」と応答しているわけですね。


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