昔のホームページを見る方法はある?
インターネット上には数多のWebサイトがあります。ユーザーごとにお気に入りのサイトがあると思いますが、運営が活発なWebサイトだとサイト内のコンテンツだけではなくデザインなどの雰囲気までガラリと変わることがありますよね。
そんな時に、昔のサイトを思い出して懐かしい気持ちになることもあるかと思います。
お気に入りのWebサイトの昔のホームページを見てみたいと思っても、もう見れないと諦めている人もいるでしょう。ですが、諦めるのは早いですよ。Internet Archiveから、昔のホームページを見ることができる可能性があります。
この記事では、Internet Archiveで昔のホームページを見る方法についてご紹介していきます。
Internet Archiveとは?
Internet Archive(インターネットアーカイブ)とは、昔のホームページをアーカイブしているサービスで、利用することでInternet Archiveに保存されている昔のホームページのキャッシュを閲覧することができます。もちろん日本のWebサイトもアーカイブされていますよ。
ちなみに、Internet Archiveとは団体名で、このキャッシュを閲覧できるサービスの正確な名前は「Wayback Machine(日本語でウェイバックマシン)」です。Wayback Machineの由来は、アニメ「ロッキー・アンド・ブルウィンクル」の登場人物が使うWABACマシンという名前のタイムトラベルマシンから取っているようです。
Internet Archiveは1996年にインターネット起業家のブリュースター・ケール氏によって設立され、電子資料の保存を行い研究者や歴史家・学会のためにインターネットライブラリを構築するという理念で動いています。
Internet Archiveの使い方
昔のサイトを閲覧する
それでは、Internet Archiveの使い方を説明します。まずは下記リンクをクリックして、Internet Archiveにアクセスしてみましょう。
ちなみに、各アーカイブの閲覧中にもサイト画面上部にアーカイブ一覧が表示されています。画面右上の矢印ボタンをクリックすることで、次のアーカイブ情報を表示させることができます。
Internet Archiveの注意点について
ブラウザによる閲覧の問題
2019年8月から、Internet Explorerで保存してあるアーカイブを閲覧できなくなっているようです。Google Chromeなど他のブラウザでは問題なく閲覧可能です。
見ることのできないサイトがある
アーカイブに保存されていないサイトは閲覧することができません。2010年代から大規模Webクローリングが始まり大量のデータを収集できるようになったものの、それ以前のデータを収集していたのはほとんどがAlexa Internet社によるものなので、サイトの取得漏れも見られるようです。
画像が表示されない
2010年以前のアーカイブは、上記項目で説明したようにAlexa Internet社が提供しているものがほとんどです。
しかし、Alexa Internet社が提供しているデータはHTMLファイルのみとなっているため、2010年以前のアーカイブでは画像が表示されないものがあります。
サイトが正常に表示されない
データをきちんとアーカイブしているサイトであっても、技術的制約によってWebサイトを正常に表示できないことがあります。近年のWebサイトの技術は高くなってきているため、ある程度仕方がない面もあります。