「ファイルまたはディレクトリが壊れているため、読み取ることができません」が表示される問題
Windowsを使っていて、ファイルやフォルダを開こうとすると「ファイルまたはディレクトリが壊れているため、読み取ることができません」と表示されて開けないトラブルが発生することがあります。
この症状はなぜ発生してしまうのでしょうか。
HDD・SSDを何年も使い続けている

HDDやSSDは消耗品にあるため、いつかは経年劣化で壊れてしまいます。
その際、ある日突然完全に壊れて使えなくなるのではなく、少しずつアクセス不良を起こすなどの症状が発生することがあり、その過程で「ファイルまたはディレクトリが壊れているため、読み取ることができません」のエラーが発生してしまうことがあります。
また、劣化しているHDD・SSDにWindowsをインストールしている場合、Windowsそのものの動作にも問題が発生するようになり、劣化が深刻になるとWindowsの復旧に使うシステムの復元をしようとしても「0x80070570」のエラーが出て利用できません。
寿命に関してはHDD・よりSSDの方が長いですが、いつかは壊れるものですので、4~5年ほど使い続けたら買い替えを検討すべきです。
データ書き込み中にUSBメモリーやSDカードを抜いた
絶対にやってはいけないことなのですが、リスクを知らず面倒くさがってデータ書き込み中に抜いてしまうことがあるでしょう。
それをやってしまうとファイルやフォルダが壊れてしまい、最悪の場合はUSBメモリーやSDカードそのものにエラーが発生して「ファイルまたはディレクトリが壊れているため、読み取ることができません」と表示されてしまいます。
データ書き込み中にパソコンの電源が落ちた・ブルースクリーンになった

なんだかのデータを書き込んでる最中にパソコンの電源が落ちてしまったり、ブルースクリーンで強制終了してしまった時はブルースクリーンで強制終了してしまうと、そのタイミングで書き込まれていたファイルやフォルダが破損してしまうことがあります。
パソコンに限らずゲームでもよく「セーブ中は電源を切らないでください」という注意書きがありますが、これは「データ書き込み中に電源が切れるとファイルが壊れてアクセスできなくなる可能性があります」という警告のことです。
ブルースクリーンで落ちてしまったという場合は不可抗力ですので仕方がないですが、電源ケーブルの足を引っ掛けて抜けてしまった、ブレーカーが落ちて停電してしまったというときでも大丈夫な対策をしておくべきです。
「ファイルまたはディレクトリが壊れているため、読み取ることができません」の対処法

「ファイルまたはディレクトリが壊れているため、読み取ることができません」が発生してファイルやフォルダを読み込まれなくなった場合、完全にファイルが壊れて復旧できないということはあまりありません。
ほとんどの場合、ファイルやフォルダにアクセスするためのデータ(住所みたいなもの)が破損していて、ファイルがどこにあるのかわからない状況なだけであることが多いです。
このエラーが発生するときの対処法はいくつかあるので、それぞれ紹介していきます。
ディスクチェックを行う
Windows10には、ディスクチェックを行う機能が標準搭載されています。
「ファイルまたはディレクトリが壊れているため、読み取ることができません」が表示されてアクセスできない場合はまずディスクチェックを行いましょう。
ディスクチェックはWindows Power Shellで行います。


管理者権限で起動していないWindows Power Shellではディスクチェックを行うことができません。
Windows Power Shellを起動したら、コマンド「chkdsk c: /f」を実行します。
このコマンド「chkdsk c: /f」はCドライブをチェックするというコマンドで、"c:"のドライブ名を変更すればほあのドライブもチェックすることができます。

この場合は、"Y"を入力して再起動時にディスクチェックを行うスケジュールを設定してください。Cドライブ以外はそのままディスクチェックが行われます。
これで、ファイルエラーが修復されるかチェックしましょう。
電源落として放電する
パソコン内部に電気が溜まりすぎている場合、正常にHDD・SSDなどのドライブが動作していたとしても、処理不良を起こしている可能性があります。
この場合はパソコンの電源を落として電源コードを抜き、5分~10分程度放置してください。
パソコン内部が過電圧状態だと、ファイルエラーに限らず様々なエラーを引き起こしてしまうので、長時間電源コードに繋いだまま使っている、使用中かどうかにかかわらず常にノートパソコンに電源コードを接続している、という場合は一度放電してみてください。
ファイル修復できるフリーソフトを使用する

フリーソフトの中には、ファイルにアクセスするための情報が破損していてもファイルを見ることが出来るフリーソフトが存在します。
目的のファイルを見つけるのは慣れるまで少し難しいかもしれませんが、そういったフリーソフトを使えば、アクセスできなくなったファイルを復元できる可能性があります。
ファイル修復できるフリーソフトはたくさんあり、例えば以下のようなものがあります。
- EaseUS Data Recovery Wizard Free
- Recuva
- DiskDigger
- USBメモリ復旧
- Recoverit
メインの使用目的が「削除済みファイルを復元する」フリーソフトがありますが、ファイルエラーでアクセスできないファイルにアクセスする場合は、十分に使えます。
ファイルが正常なのにアクセスできない状態というのは、ファイルを削除した状態と非常に酷似した状態ですので、うまく使えば復元できる可能性はあります。
いつ壊れてもいいようにバックアップしておく
いつかは経年劣化でファイルエラーが発生することを想定するのであれば、事前にバックアップしておくことも重要です。
外付けディスクドライブ(HDD・SSD)

一番手軽なのが、USB接続タイプの外付けHDD・SSDです。
バックアップを取りたいパソコンに接続して、バックアップするファイルをコピーするだけですのでとてもカンタンです。
外付けHDDは価格も安く、4TBでも1万円を超えないくらい価格が下がっているので、バックアップ用には最適でしょう。SSDは読み書き速度がかなり早いのでバックアップはすぐに終わるものの、HDDはと比べると高いので、バックアップ用として購入する際は注意してください。
SDカード・USBメモリーは非推奨
SDカードやUSBメモリーにバックアップしておきたいという方も多いと思いますが、バックアップ容量があまりにも大きい場合はおすすめしません。
SDカードやUSBメモリーは本体サイズが小さいですが、その分容量も大きくありません。
また、読み書き速度もHDDやSSDと比べるととても遅いので、バックアップ用にはあまり向いていません。
ただし、あくまで大容量バックアップに限った話ですので、数十GB程度のバックアップなら持ち運びやすさのことも考慮して使いやすいかもしれません。
オンラインストレージ

外付けHDDやSSDを購入せず、Google DriveやDropboxといったオンラインストレージを使う方法も一つの手です。
この方法であればクラウドに保存できるので、どのパソコンからでもアクセスできますし、バックアップ用のHDDが壊れてバックアップした意味がなくなったということもありません。
バックアップ容量が少なければ完全無料で行えますし、100GB程度なら月200円程度の支出でバックアップファイルを保持し続けれます。
オンラインストレージにバックアップしておけば、万が一パソコン内のファイルやフォルダが破損してアクセスできなくなったとしても、バックアップ先のオンラインストレージからダウンロードすればいいだけですので安心です。

また、オンラインストレージへのバックアップの場合、用意されている専用のソフトウェアを使うことで自動バックアップすることができます。
新しいファイルはもちろんのこと、更新があったファイルの自動的に上書きアップロードで最新のファイルが同期されます。
そのため、最新のバックアップが残っていなくて古いファイルしかないという心配もありません。