「ご使用のブラウザーはあなたの所属組織に管理されています。」の意味とは?
ブラウザ・Mozilla Firefoxを使用していて、ブラウザに「ご使用のブラウザーはあなたの所属組織に管理されています。」・「あなたの所属組織が一部のオプションの変更を制限しています。」などとメッセージが表示されてしまい困ってしまったことはありませんか?個人使用のパソコンであれば、基本的に組織に所属することはないのでこのようなメッセージが表示されるのはおかしいですよね。
何故このようなメッセージが表示されるのかと言いますと、お使いのパソコンにアンチウイルスソフトのAvastを導入していることが原因となっています。AvastがFirefoxの暗号化通信(HTTPS通信)をスキャンするために、ウェブシールドの署名をFirefoxで認識するためのポリシー設定を追加しているために表示されるのです。
ブラウザとWebサーバーの間で行われる暗号化通信(HTTPS通信)が行われているときに、アンチウイルスソフトごとに暗号化通信をスキャンする方法が分かれています。Avastでは2通りの暗号化通信スキャン方法があり、ウェブシールド用の証明書を使用してブラウザとWebサーバーの間に入り双方の通信の暗号化・復号化を行うMITM(Man in the Middle)方式と、ブラウザが暗号化時に使用するデータ上方を抽出して暗号化通信データを読み取る方式の2つがあります。これらのスキャン方式が行われることで、「ご使用のブラウザーはあなたの所属組織に管理されています。」といったメッセージが表示されるわけですね。
「ご使用のブラウザーはあなたの所属組織に管理されています。」の対処法
それでは、「ご使用のブラウザーはあなたの所属組織に管理されています。」の対処法を説明します。基本的にはメッセージが表示されても無視すれば問題ないのですが、メッセージを表示させたくない場合にこの方法を使用しましょう。最初に、Firefoxを起動している場合は終了させておきましょう。
注意点ですが、レジストリエディターで編集できる項目はパソコンのシステムに関わるものがほとんどです。上記のフォルダ以外を間違って削除してしまったり編集を加えてしまうとパソコンに不具合が起こったり、最悪の場合は起動しなくなってしまいます。十分に注意して操作を行いましょう。