エクセルで税込み価格から税抜き価格を計算する
エクセルでは様々な計算を簡単に行うことができ、それら全てを自動化することが可能です。
例えば、税込価格から税抜き価格にすることも可能です。小数点以下の四捨五入・切り上げ等も問題なく行えます。エクセルで税込み価格から税抜き価格を逆算する方法ですが、まずは税込み価格から税抜き価格を計算する計算式についておさらいしましょう。
「税込価格 ÷ （1＋消費税率） = 税抜価格」
税込価格から税抜き価格を計算する場合はこの計算式で求められます。
=ROUNDUP(C2/(1+B2),0)
これで税込価格から税抜価格を求めることが出来ます。
使用しているROUNDUP関数とは、指定した小数点以下を切り上げる関数です。第二引数を0にした場合は小数点第一位が切り上げられるため1円以下の金額が切り上げられて整数値のみが残る仕組みとなっています。
上記サンプルのように税率を別セルに用意することで、消費税率が10%から変更された場合でも消費税を入力しているセルの中身だけを変更すればいいだけなのでとても簡単でおすすめです。
エクセルで税抜き価格から税込み価格を計算する
エクセルで税抜き価格から税込価格を計算する方法は、税込価格から税抜き価格を逆算するよりも簡単です。
「税抜価格 × （1＋消費税率） = 税込価格」
税抜き価格を計算するときと異なりシンプルな掛け算であるため、暗算でもある程度は税込価格を計算できます。
=ROUNDUP(A2*(1+B2),0)
現在は消費税率10%で、価格の一桁目が0なら必ず小数点以下の端数が発生しないため計算しやすく、1円以下の端数の扱いについて考える必要もないでしょう。
エクセルで1円以下を切り捨て/切り上げ/四捨五入する方法
既に小数点以下切り上げの関数「ROUNDUP」を何度か使用していますが、小数点以下の切り捨て処理はROUDUP以外にもROUNDDOWN/ROUND関数が用意されています。
- ROUND：四捨五入する
- ROUNDUP：小数点以下を切り上げる
- ROUNDDOWN：小数点以下を切り下げる