DLNAサーバー「Serviio」の導入方法と設定を紹介!

DLNAサーバー「Serviio」の導入方法と設定を紹介!

パソコンをDLNAサーバーにしたいけど、DLNA化する方法がわからないという方もいらっしゃるかと思います。Serviioで簡単にDLNAサーバーを作成しましょう。この記事では、DLNAサーバー「Serviio」の導入方法と設定をご紹介しています。


目次[非表示]

  1. Serviioとは?
  2. Serviioの導入方法と設定
  3. Serviioの使い方

Serviioとは?

WindowsやMac OSなどのパソコンでDLNAサーバー(Digital Living Network Alliance Server)を設定すると、パソコン内の動画ファイル・音声ファイル・画像ファイルをスマホやタブレット・テレビなど様々なデバイスで共有してファイルにアクセスすることができるようになります。DLNAサーバーを作成しておくと、ホームネットワークでのファイルの扱いがかなり便利になります。

DLNAサーバーを利用したいけど、DLNAサーバーを設定する方法が分からなくて手を出せないという方も少なくないかと思います。そこでおすすめなのが、フリーソフトのDLNAサーバーソフト「Serviio」です。Serviioとは、マルチプラットフォーム対応の無料DLNAサーバーソフトで、WindowsやMac OS・Linuxなど様々な環境で動作させることが可能です。フォルダを指定するだけで簡単にDLNAサーバー化できるので、初心者の方にもおすすめのソフトですよ。この記事では、DLNAサーバー「Serviio」の導入方法と設定をご紹介していきます。

Serviioの導入方法と設定

Windows版のインストーラーをクリック
それでは、Serviioの導入方法と設定を説明します。まずはServiioをダウンロードしましょう。下記リンク先の公式サイトにアクセスして、ダウンロード一覧から使用しているOSに合わせたインストーラーをダウンロードしましょう。当記事ではWindows版のインストーラーをダウンロードしています。
Download
「Next」をクリック
ダウンロードしたインストーラーを開くと、セットアップウィザードが起動します。「Next」をクリックしましょう。
「I Agree」をクリック
「License Agreement」画面では「I Agree」をクリックして進みましょう。
「Next」をクリック
「Choose Install Locations」でインストール先フォルダを選択します。デフォルトのままで問題ない場合は「Next」をクリックして進みます。インストール先フォルダを変更する場合は「Browse」をクリックして選択しましょう。
「Install」をクリック
「Select components to Install」はそのままで「Install」をクリックしてインストールを開始しましょう。
「Finish」をクリック
インストールが完了したら、「Finish」をクリックしてセットアップウィザードを終了しましょう。
「Serviio Console」をクリック
Serviioをインストールすると、スタートメニューのすべてのアプリ一覧にServiioが追加されます。「Serviio Console」をクリックしてコンソールアプリを起動しましょう。
右上の「English」ボタンをクリックし、言語メニューから「日本語」を選択
Serviio コンソールが起動したら、ウィンドウ右上の「English」ボタンをクリックして言語メニューを開き「日本語」を選択しましょう。これで言語が日本語になるので操作しやすくなります。
「共有フォルダ」をクリック
続いて左側メニューの「ライブラリ」を展開して「共有フォルダ」をクリックしましょう。
共有するファイルの種類のチェックボックスをオン→「フォルダ」から共有するフォルダを選択→「Display name」で名前を設定

「共有フォルダ」項目一覧が表示されます。「メディアの種類」の音楽・動画・画像の中から共有するファイルの種類のチェックボックスをオンにして、「フォルダ」から共有するフォルダを選択します。「Display name」はDLNAサーバーでのフォルダ名になるので、名前を設定します。

「保存」ボタンをクリック
あとは下方向にスクロールして「はい」をクリックします。すると共有フォルダの一覧に選択したフォルダが追加されるので、確認したらウィンドウ下部の「保存」ボタンをクリックして設定を保存しましょう。

これで初期設定は完了です。DLNAサーバーにアクセスできるプレイヤーを使用してサーバー内のメディアを閲覧・再生できるかどうか試してみましょう。スマホやタブレット・PCなど同一のネットワークに接続しているデバイスで検索でもOKです。共有フォルダの追加は同様の方法で行うことができるので、後々フォルダを追加したいとなった場合でも簡単にフォルダを追加することができますよ。

Serviioの使い方

Serviioは初期設定を行えば他のデバイスから簡単にアクセスできるようになりますが、細かい設定を行っておくことで更にスムーズにDLNAサーバーにアクセスできるようになります。下記で説明している項目をチェックして、自分に合った設定を行っていきましょう。設定を行った後はウィンドウ下部の「保存」ボタンをクリックして設定を適用することを忘れないようにしましょう。

ポート開放

ServiioはTCPポートの「8895」とUDPポートの「1900」を使用しています。もしスマホなどのデバイスからDLNAサーバーが確認できない場合は、ポート開放を行ってみましょう。Windowsの場合はファイアウォールから特定のポートの通信の許可設定を行うことができます。

プロファイルの設定

「状態」をクリック→デバイスの右側に表示されている「編集」ボタンをクリック→メニューの「編集」をクリック
左側メニューの「状態」をクリックすると、「接続されたデバイス」一覧に接続したことのあるデバイスが表示されます。デバイスの右側に表示されている「編集」ボタンをクリックすると表示されるメニューの「編集」をクリックしましょう。
「プロファイル」のプルダウンメニューから使用するデバイス名を選択
「接続デバイスの適切なレンダリングプロパティを選択してください。」画面が表示されるので、「プロファイル」のプルダウンメニューから使用するデバイス名を選択しましょう。もし使用しているデバイスが一覧にない場合は「Generic DLNA profile」のままにしておきましょう。

トランスコーディング

左側メニューの「配信」→「トランスコーディングを有効にする」のチェックボックスをオフ
使用するデバイスでサーバー内のファイルが再生できない場合に、ファイルを再生できる形式に変換してストリーミングを行うのが「トランスコーディング」機能です。トランスコーディングを無効化する場合は左側メニューの「配信」から「トランスコーディングを有効にする」のチェックボックスをオフにすることで無効化することができます。

トランスコーディングを行う際にCPUを使用するので、変換処理を行わせたくない場合は無効化しておいたほうがいいでしょう。また、プロファイル設定が「Generic DLNA profile」になっているデバイスではトランスコーディングは行われません。

メタデータ

左側メニュー「メタデータ」→「動画のサムネイルを作成」のチェックボックスをオン
左側メニューの「メタデータ」では、「動画のサムネイルを作成」のチェックボックスをオンにすることで動画ファイルのサムネイルを表示するようになります。「ローカルのDVDカバーまたはポスター画像を探す」のチェックボックスがオンだとローカルの画像からサムネイルを作成します。

「メタデータ」のプルダウンメニューから「オンラインメタデータソース」を選択して「利用可能なDVDカバーまたはポスター画像を取得する」のチェックボックスをオンにするとオンラインからメタデータ検索を行いサムネイルを作成しますが、ファイルと関係のないサムネイルが選ばれてしまうこともある点には注意しましょう。音楽ファイルは「ローカルよりアルバムアートを探す」・画像ファイルは「画像のサムネイルを作成」のチェックボックスをオンにすることでサムネイルが作成されます。

表示

左側メニュー「表示」をクリック
左側メニューの「表示」をクリックすると、各カテゴリの設定を行うことができます。プルダウンメニューから「カテゴリ名を表示」・「コンテンツだけを表示する」・「無効」を選択してカテゴリの表示方法を設定しましょう。おすすめなのは不要なカテゴリを「無効」に設定して必要なカテゴリだけを表示させる方法です。フォルダのカテゴリ一覧から無効にしたカテゴリが表示されなくなるので、すぐに目的のカテゴリへアクセスできますよ。

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